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ザ・ウォール [DVD]

価格: ¥5,775
カテゴリ: DVD
ブランド: ソニー・ミュージックレコーズ
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   アラン・パーカー監督の『ピンク・フロイド / ザ・ウォール』は、豪華な作品であり、失敗作でもある。豪華なのは、その映像。神秘的で、時に音が共鳴しているかのよう。天才カメラマン、ピーター・ビジウによる撮影だ。失敗作というのは、全体を通して暗く、もの悲しいテーマに固執していること。ロジャー・ウォーターズの楽曲が持つテーマを表現しようとしているが、楽曲が本来持っていたはずのユーモアは全くなくなってしまっている。『ザ・ウォール』の映画化は、危険を伴う挑戦だったのかもしれない。映像は魅力的であるけれども、同時に失われてしまったものもある。

   この映画は、3人の芸術家がぶつかり合って生み出されたものだ。その結果は良くもあり、悪くもある。アラン・パーカーに対したのは、ロジャー・ウォーターズとデザイナーのジェラルド・スカーフ。スカーフは優秀なデザイナーで、映画に挿入された一連のアニメーションは実にすばらしい。全編彼のアニメーションで作ってもよかったのにと思わせるほどのできだ。こうした、才能とエゴの衝突にもかかわらず、『ザ・ウォール』は魅惑的な映画に仕上がっている。ウォーターズの自我の世界を演じたのは、映画初出演となるブームタウン・ラッツのフロントマン、ボブ・ゲルドフ。絶妙のキャスティングだ。孤独と妄想の世界に生きるロック・スターは、社会と自分の間に心理的な壁(物理的なシンボルでもある)を築いていく。ウォーターズの自伝的な出来事も織り込んで描かれた、現実と夢との境界線の見えない情景。実験的な構成とストーリーをうまくかみ合わせることができなかったのはパーカーの失敗だろう。この映画は、濃厚で不思議な映画だ。今でも信奉者が増えている。しかし、本当に観客を惹きつける魅力をはなっているのは、ロジャー・ウォーターズの音楽であることに変わりはない。(Jeff Shannon, Amazon.com)
極上のMTV ★★★★★
「ザ・ウォール」アルバムを聴きこんでから、この映像を見たときは「アリャリャ、やっちゃったよ…」と思いましたが、見馴れてくると「これはMTVとして見れば、なかなか面白い」と思うようになりました。

映画としては三流ですがMTVとしては「スリラー」に匹敵しますよ
蛆虫裁判長 ★★★★☆
この映画を観た時の衝撃は凄かったんですが、実写部分に物足りなさも感じてしまいした。ジェラルド・スカーフの才能が、他の映像作家と交わるにはあまりにも強烈過ぎたように思われます。場面によって描画方法が使い分けてありますが、そんな風に全編アニメーションで作られてたとしたら、と考えると非常に恐ろしいです。
僕達は壁の中のレンガじゃないんだ! ★★★★★
1979年発表のピンクフロイドの同名アルバムの映像化作品。
1982年 英国作品。監督は、鬼才アラン・パーカー。氏は、「小さな恋のメロディ」の脚本や「ダウンタウン物語」「フェイム」「エビータ」などの制作をする鬼才である。主演は元「ブームタウンラッツ」のボブ・ゲルドフ、彼も「ピンクフロイド」のロジャー・ウォターズの分身である主人公の演技で怪演ぶりを発揮している。
グロテスクなアニメや悲惨な戦争シーン 父親を戦争で無くした幼少期、ロックスターとして人間性を捨ててショーを続けていく描写や、全体主義の独裁者への妄想、そして判決!!
ロックミュージックを通して何を訴えていきたかったかを映像で表現した秀作。

やい 先公!
僕達を均一化するな
僕達は壁の中のレンガじゃないんだ!
衝撃的な作品 ★★★☆☆
 ピンク・フロイドのアルバム「ザ・ウォール」を映像化したもの。アラン・パーカーは音楽に関した映画も多いが、これは「コミットメンツ」「エヴィータ」に先駆ける作品。映像が途中から急に恐ろしいアニメーションにクロス・フェイドしていくのが非常に上手いと思うし、初めて観たときにはかなり衝撃的だったのを思い出す。
 しかし、やはり、この作品には違和感を感じるのを禁じえない。映像作品が本質的に抱え込んでいる問題だが、あらゆる映像は自由な部分を限定し想像力を刺激する部分を奪う。思えばアルバム「ザ・ウォール」は文句のつけ所の無い名盤で、またピンク・フロイドの作品の中でも非常にわかりやすい作品だった。なのに、これを敢えてこのよう映像化する必要があったのだろうか?
 独立した作品として観るとそれなりに良く出来た作品かもしれない。しかし、少なくとも僕の中では、想像の中に蠢いていた悪夢は、アルバムを聴いている時の方がより恐ろしいものだった。
しかしながら ★★★★☆
映画のコメンタリー解説で理由など述べられていたけれど、
あのダイナミックな終盤のアニメが大幅に割愛されていたのが
非常に残念です。リール丸々一本分だなんて・・・
作品としては判り易いものになったんでしょうけどね