ブルースが好きな人は面白く感じると思うな
★★★★☆
主には「スキップ・ジェイムス」と「J.Bルノアー」の2人のブルースマンにスポットを当てたドキュメンタリーです。(「ブラインド・ウィリー・ジョンソン」も出てきますけど、ちょっと扱いが違います。)
私も一時ブルースをかなり聴いていた時期がありましたけれども、この二人について正直名前くらいしか知りませんでした。
なんとも数奇な物語になっていますが、ストーリー自体はノンフィクションということ以外に取り立ててどうこう言うべきこともありません。
というかやはり、音楽ですね。
「スキップ・ジェイムス」も「J.Bルノアー」もキャラクターがユニークで演奏シーンはどれもひきつけられました。
同じブルースでもこうもキャラクタが被らないものかと感心しますね。
当然ながら一般的に思われているところのブルースミュージックとは大分受ける感じが違うのではないでしょうか?
また、これをひと癖あるミュージシャン達がカバーします。
(ルー・リード、BECK、ジョン・スペンサー、ボニー・レイット、カサンドラ・ウィルソン、ルー・リード、マーク・リボー、ニック・ケイヴ、ボーン・バーネット、ガーランド・ジェフリーズや他にもいたかも)
このカバーもかなりよくできていて、すばらしい。
音楽のドキュメンタリーでよく眠くなるのは音楽をちゃんとフューチャーしていないからだと思う。
魅力ある音楽を聴かせながらのドキュメンタリーであれば、たいしたストーリーがなくてもかなり印象が良いはずで、この作品に限ってはさらにストーリー(実話)も印象深く心に残ると思う。