深夜枠からゴールデンタイムに格上げされる形で高視聴率をマークしたシリーズ第3弾。枠が繰り上がったことによって独特のテイストに変化が生じることを危惧するも、そのような心配は一切ご無用の惜しげもなくさらけ出される毎度おなじみ“トリック”の世界。ただ、さすがに下ネタはややひかえめに。
全10回のドラマは2話ずつの5つのエピソードで構成されている。言葉通りに人や自然を動かせる不思議な力を持つ玄奘(森本レオ)、モノや人を瞬間移動させることができるスリット美香子(高橋ひとみ)、掛詞や韻をふむことにこだわった独特の手法で平安時代から続くダジャレ和歌の名家・亀山家の人々、科学者に偽物と糾弾された過去の恨みを晴らすべく、霊能力で人を呪い殺す千賀子(大谷直子)などなど、山田奈緒子(仲間由紀恵)と上田次郎(阿部寛)の前に立ちはだかるトリッキーな難敵たちは相も変わらずバラエティ豊か。とりわけ、この世に存在するものすべてを元通りに直す力を持つ赤地(高嶋政伸)が登場するエピソード3は出色の出来ばえだ。シリーズの深化とともにおふざけ色を濃厚にしてきた難敵たちに比較して、赤地のキャラクターは驚くべきほどの真面目さで、そこが逆に新鮮だった。(麻生結一)
シリーズ中では一番好きです。
★★★★★
奈緒子『夜明けのスキャット?』上田『それは由美かおる!』奈緒子『あ〜足に保険を掛けた・・』上田『それは朱里栄子!貴様!、真面目に人の話を聞く気が有るのか!?』『みかり様の生まれ変わりではないのか・・・』奈緒子『あ〜石田(ひかり)ね』上田『聞けよ!!』
上のやり取り(奈緒子の悪ふざけ)が好きで何度も見てしまいました。この後も『スキャット(正解はスリット)』と繰り返し言い続け、最後には上田から『・・・もう止めにしないか?』と呆れられます。重ねる笑い、俳優に関連するキーワード(具が大きい、アーサーの炒め物など)堤幸彦さんは笑いの事を随分と勉強されているのだなと感じました。
芝川玄奘の回の『私は死を選ぶ筈などない』→『アゲイン!』→『DO your best!!』の流れは好きで非常に笑えました。奈緒子が金券に釣られて上田を見捨てる所(後に上田が気付く)も笑えます。
矢部のヅラいじりも健在で、闇十郎の回の奈緒子を捜索する際のやり取りや、最終回で奈緒子にヅラを取られた際の見苦しい言い訳(超能力で頭皮を剥がされたと言い訳している)は見所です。
全体的に見て笑える要素が多く、残酷な殺害シーンも少ないのでコメディとしてはこのシリーズが一番好きです。レンタルで6回くらい借りた後でDVD−BOXを購入してしまいました。
☆〜特典〜☆
★★★★★
トリックはヤッパリ面白い♪(*'-^)-☆
やむ落ちや特典映像に興味ある人買うべきですね(^o^)v-‾‾‾放送版にはない部分が最高♪
でもできればトリック2の最終巻のような特典映像がほしかった…
なぜベストを尽くさない?
★★★★★
この作品の魅力は何と言ってもキャラクターが魅力です。特に阿部寛演じる日本科学技術大学教授・上田次郎の存在でしょう。ハルク並の力を発揮する上田、ちょっとしたことで気絶する上田、老人ホームの老人達に混じってノリノリで体操する上田、個人的には上田次郎なくしてはトリックは成り立たない作品です。好きなエピソードは「瞬間移動する女(スリット美香子)」の回が個人的にはつぼにはまりました。黒田アーサー演じる芥川というキャラが「具が大きい」(後に安達祐実と別れる)という台詞を言った時は爆笑しました。「絶対死なない老人ホーム」の回では上田次郎が台詞で「お前は既に死んでいる」(阿部寛は後に北斗の拳で声優に挑戦)という台詞を言った時も笑いました。約3年前の作品ですが改めて今見ると結構笑えます。
バナナボート!!!!!
★★★★★
パート1・2と比較した場合、トリックが随分チープになってきた、
というのが全体の印象です。
タイトルに"TRICK"とある以上、この作品の生命線はトリックそのものに
あるべきなのかもしれませんが、それでもこの作品がおもしろいと
感じるのは、やはり奈緒子と上田の絶妙なコンビによるものだと思います。
パート2でもパワーアップしていた奈緒子と上田のキャラは、
パート3でよりエスカレートしており、上田教授に至っては
ベストマンという反則技まで登場する始末。
ゲストキャラも毎回強烈で楽しめます。
謎解きという点ではイマイチでも、ほとんどキャラクターだけで
ここまで魅せることができるのは、トリックの最大の魅力だと
個人的には確信しています。
そして、ラストシーンではトリック禁断?のラブシーンが。
いかにも奈緒子と上田らしいやり取りで、思わずニヤけてしまいました。
全てが面白い!
★★★★★
一見かなりふざけているような感じに見えますが、主人公の仲間由紀恵さんも阿部寛さんもキメるときはキメてくれます!僕のオススメはエピソード3です。今年の秋にスペシャル版を放送し、来年には劇場版第2段が公開されますので、全シリーズをもう一度見直すのも一興だと思います。