ドラマシリーズ「ナースのお仕事」のスペシャル版。あいかわらずドジの続くナース・いずみ（観月ありさ）だが、患者の死のショックで故郷に帰っていた真保（小島聖）が若葉会総合病院に復帰し、「ナースのお仕事」最終回でアメリカ研修に旅立った翔子（松下由樹）も無事帰国した。だが、翔子のあまりのアメリカかぶれぶりに、アパートで同居するいずみはムカムカ。かねてから翔子にプロポーズしていた外科部長・沢田（長塚京三）のアプローチに、ついに翔子が結婚を決意するまでが描かれる。
   このスペシャルは、「ナースのお仕事」と97年10月にスタートする「ナースのお仕事2」への橋渡しとなり、主要レギュラーの設定がそのまま新しい舞台へと移行されることになる。観月ありさの代表作となった「ナースのお仕事」シリーズだが、登場するナースたちの華やかさという面では、第1作とこのスペシャルが最も充実しており、観月、松下の他井上晴美、小島聖、椋木美羽という美人ナースたちは、某TV雑誌をして「まるでモデルクラブ！」と言わしめた。（斉藤守彦）