話のストーリーは直也と瑠璃子が結婚しようとするのだが、その結婚が周りの利害関係によってなかなか結ばれない。というか全然結ばれない関係になり、しかもあまりにも残酷な引き裂かれ方をする。しかも何度も何度も結ばれ様としては引き裂かれる感じです。さらにどういう訳かお嬢様の瑠璃子が遊郭の取締役のような立場になる。また時には直也を愛するあまりにワザと瑠璃子が嘘を演じて、直也を突き放そうとして全然結ばれない。でも何故かいつも思い合う2人。多少「それっ!ムチャクチャな設定やなぁ~!?」と突っ込みたくなるが、いつの間にか泣かされます。w
最初は昼飯食いながら、たまたまテレビをつけっぱなしにしていて偶然見たのですが、だんだん引き込まれていって、何度も泣かされまくりました。w
直也役の葛山信吾はこの作品で有名になったと言っていいでしょう。
ファンには大ショック。特に、直也の前で女郎の客引きの真似をするシーンは、わらうっきゃない。
悪役として徹底的に演じたからこそ、瑠璃子の“純潔”を守ろうとする気持ちもわかるし、
最後に勝平を襲う悲劇に泣けるわけで、ぜひ、大和田氏の熱演には注目してもらいたい。
忘れてはいけないのは、勝平の愛人・むら枝(奈美悦子)。“元娼婦で愛人にのしあがった”って
いうのはこれかっていうぐらいゴリゴリと。
種彦(松尾敏伸)のなよなよ演技も、美奈子(増田未亜)のチクチクいじわる演技も、
ツボにはまる人ははまるはず。などなど書くと切りがないほど濃い演技の押し合いへし合い。
ぜひ、DVDで細かいところまで、チェックしてください。