この本だけでなく世間一般では、はさ掛けした米はコンバインで刈り取った米より美味いと
言われているが、それは疑問。
はさ掛けは稲を早めに刈り取り、根の無い状態で熟させるが、コンバインは田に根が張って
いる状態で熟してから刈り取るのだから、普通に考えたら根がある状態で熟すほうが食味は
良くなるのでは？
では、なぜはさ掛けの方が食味がいいと言われるのかというと天日で乾燥をじっくりするか
ら。
ただ、はさ掛けは天気まかせな上、過乾燥になりやすい。水分が重要な米の食味でこれは致
命的。
乾燥が上手くできなければ、水分を調整できる乾燥機で乾燥させたコンバインで収穫した米
の方が美味いこともある。（農家によっては乾燥機でもじっくり乾燥させ、はさ掛けに負け
ない美味しい米をコンバイン刈りで作っている人もいます）
おせんは好きな本なだけに、古いものの方が良いという思い込みは残念。

きくち正太さんのシリーズ第8弾

前巻から続く「お米」のお話。やっぱり「米」でしょう。日本人は。米のうまさの理由、ワラの大切さ。私がちいさい頃には普通の風景だったのだが。農家の苦労を考えると、昔ながらでやってくれとはいえないし。考えさせられる巻だ。
女中頭のシズさんの若かりし頃の切ない恋と、親子の絆のお話もあり、相変わらず泣かせる。

人の魂に伝わる味こそ、一升庵では第一義！
そんな大女将の発言が印象に残ったのが「とろろ飯」のお話。
うーん、もうみんながこの「とろろ飯」、いかにおいしいかっていうので、気になって気になって仕方ありません。すりこぎも買ったし、自分で作ろうかな！

他のご飯もとっても美味しそう！
おなかがすいちゃう本です！

今回も出だしから　びっくりしました。
原因は単におせんの今日は何々さんにチューでしたけど、、、
毎回まいかい　腹減りには　たまらないものを作ってくれる

今回の　ハンバーグがくいたーい！！