ダンス研究の必読書
★★★★★
この本は、世界のダンスを網羅的に扱っており、対象としている時代も古代から現代までと幅広い。それらのダンスを時系列的、地域的に分類しているだけではなく、ダンスそのものの役割によって大別するなど、独自の分析がなされている。当然、世界中のダンスを一つ残らず扱っているわけではないが、ダンスというものを広く扱っているという点では、いかなるダンスを研究するのしても、その基礎文献として読んでみる価値はあるのではないだろうか。また、図版が多いことも同書の特徴であるので、研究者でなくとも楽しめる1冊となっている。