「ミステリではじめる英語１００万語」を参考に、原書で大好きなコージーミステリを楽しむための、はじめの一歩です。
　どのページにもフルカラーで恐竜刑事の絵があって、たしかに、絵を見ているだけで、内容が分かりますね。絵にも仕掛けがあって、最後に謎がとけてから見直すと、「ははーん！」と言いたくなったりします。
　３話のどれも、ミステリとは程遠い、ほのぼのとした内容。
　私が読んでいると、３歳の次男が興味を示し、私が適当な日本語訳で読み聞かせをすると、気に入った様子。
　相棒のプテロダクティルス巡査（「ｓｈｅ」なんですよ）とのやり取りも楽しいです。
　二話目の恐竜刑事の靴の話なんて、まるで次男と私みたい（笑）。
　

三つの話はどれも短いですが、ちゃんと事件が起こって、ちゃんと解決しているので、気持ち良く読み進められます。
また、綺麗で可愛い絵と、ほのぼのとした事件があいまって、ほんわかと優しい世界に浸れます。私はこの絵が大好きです！

恐竜の名前こそ読みにくいですが、文章自体は簡単な単語で構成されているので、ICR2の中では読み易い方だと思います。このシリーズが２巻で終わりなのが、とても残念でなりません。
Detective Dinosaur Lost and Found (I Can Read. Level 2)

　天然ボケでそそっかしいダイナソー刑事とテロダクティル（翼竜）警官が、恐竜の国で起きる事件解決のために活躍するお話。1冊に3話入っていますから、ストーリーがとっても短くやさしいです。
　とはいえ、detective, chief, deputy, officer とミステリー専門語が4つも出てきます。それぞれのお話はちゃんと case file に入っていて、最後は case closed の決まり文句で締めとるいう、本格派。
　シリーズでたくさん読めたら良いのに！と思いますが、あと1冊Detective Dinosaur: Lost and Found　しかないのがとても残念。