繰り返し読む本
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何年も前に読んだ本だが、出産を経てからまた読み直し、再度、著者の言葉に触れ、自分の生活を振り返ることができた。生まれたときの状況が、その後の人生に大きな影響を与えているという著者の話は、非常に説得力がある。心身ともに健康に生きていくために必要なポイントが、この本にはいくつも書かれている。
著者自身が健康に長寿をまっとうされたことが、その教えの有効性の証明にもなっている。私も少しでも、その生き方を実践できたらと思う。著者のようなオステオパシーの医師に遭遇することは難しいだろうが、誰もがきょうから自宅で始められる具体的な健康体操が伝授してあるのが嬉しい。
こういう系統の本って、極端な宗教まがいの思想的な背景が感じられるものがあって、敬遠しがちだったけど、この本の言葉はすんなりと心の中に入ってくる。人生の中で、繰り返し読みたい本だ。
現代人が忘れかけている、人間の本質
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数々の疾患をオステオパシーと呼ばれる手技で治療してこられた
実績を持つ著者が書かれている点で非常に説得力がある本となっています。
人間が単なる有機物からなる体と脳で考えるだけの存在ではなく、
本質的には霊的なものがその根底にあるということを著者は直感的に
理解されていました。
オステオパシーの治癒の秘密は、その手技も重要ですが、
目には見えない治癒力をうまく引き出そうとする術者の意志にあると思われます。
健康を維持するための具体的なエクセサイズも紹介されており、充実した一冊です。
特に中で紹介されている”ピストン呼吸”(車のピストンのように勢い良く、
鼻で速い呼吸を100回くらいする)は実際にやってみると頭がすっきりして驚きました。
読むだけでも本来の癒しが得られる!
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医者にいくと、専門分野以外はわからず、病院内をたらいまわしにされることがある。
悲しくなる。
詳細でなくともいいから、人間のからだについて、医師はもう少し知っていてもよさそうなものなのに、
と思うことが多々ある。
「患者」を診ることをしないで、「病気」の対処をすることが現代医学の基本のようだ。
病人が多すぎて、患者なんかあまり診ていられないのも、わからなくはないけれど。
フルフォード博士の、病気の原因をつかむまでの経験と研究はどれほどのものだったか想像を超えるが、
人が求めている医師像はまさに彼のような人ではないだろうか。
だから読んでいるだけで、この老練の医師の言葉に癒されるのである。
人は本当はこうあったら病気にはならないんだよ、たとえ結果としてそうなったとしても、
治るから大丈夫、そういわれているようで。
オステオパシーのバイブルというより、もっと心のなかのバランスさえもとってくれるような本。
めったに出会えない本です。一家に一冊!必携・・・をおすすめします。
素晴らしい本です
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フルフォード博士の「愛」に基づく癒しの方法。人間は本来常に健康になりたがっているのです。そのなりたがっている体に少しだけ手を貸すだけ、と博士は言っています。そこには、絶対的に「愛」がなければならない。
もちろんオステオパシーという療法が患者に非常に有効だということは前提なのですが。
この本には日々体を整える簡単なエクササイズがいくつか紹介されています。
患者にとってもこの本は有効ですが、オステオパシーに関わる方全ての人に読んでいただきたいと思います。(言うまでもなく、もちろん皆さん読んでおられるでしょうが)
オステオパシーのバイブルだと思います。
生きること、自分の健康を考える全ての人に。
★★★★☆
アンドルー・ワイル博士の「癒す心、治る力」で
紹介されていた本書を初めて読んだのは手技療法を
学び始める前で、今から5年以上も前のことでした。
実際に手技療法の現場に立つようになって改めて
本書を読み直してみたのですが、「すばらしい」の
一言以外に感想はありませんでした。
やはり、その道を極めるために人生をささげ
続けてきた先人の話には、耳を傾けるだけの価値は
十分にあります。生きることや健康に関して、
フルフォード博士が見つめていたところは、
やはり変わらない物事の本質であるような気がします。
本書では、身体には素晴らしい力があること、
そして、自分の健康や生き方は、原理原則を守れば、
これまで以上に輝きだすことを分りやすく伝えて
くれます。難解な用語や内容は一切無しです。
自分で取り組める実用的なエクササイズも豊富に
紹介されています。
自分の人生は、自分で責任を持ちたいと
願っている全ての人に心からおすすめしたい
一冊です。
本書には、フルフォード博士の優しさが、
輝いているような気がしました。