医療関係者にも、読んでもらいたい本
★★★★★
この本は、色々な代替療法を、ワイル博士自らが、
たずね歩き、自らの体で試して診たり、観察されて
オステオバシー「全身の骨格調整」や、
プラシーボ反応など、 整体師として、
興味深く読んだ本です。
特に、興味を持ったところは、
1、プラシーボ反応「信じて飲む薬」
例(砂糖水)で、症状が改善する効果。
詳細は、僕のHP下記「心に付いて」に、
まとめました。
2、自然治癒力「怪我は自然に治る」。
思いがけなく大きな切り傷をつくってしまった
ときは、 まずできるかぎり気を動転
させないようにする。
痛みがあれば、それは傷の性質や
程度に関する情報を 脳に伝え、
短期的・長期的な修復機構を、活性化させるために、
神経が、動いている証拠と考える。
痛みの質、持続時間、変化を見守っていればいい。
もし出血していれば、それは傷口の周辺を、
洗浄して、血液の供給を確保する、
体の営みだと考えればいい。
*血液が凝固して出血が止まる様子を観察!
速やかな炎症反応
「発赤、発熱、腫脹、傷の周辺組織の幼若化」が
起こるかを注目!
それらの変化は、傷の残骸を取り除き、
感染を防ぐ役目の白血球その他の細胞が、
集まってきたことをあらわしている。
感銘:
ワイル博士は、西洋医学の医師でありながら、
代替療法を否定せず、オステオバシー
「全身の骨格調整」や、「マインド・キュアー(精神による治療)」及び、
「東洋医学(針)」などを、実勢に体験したり、
診療の現場を観察して、治療者の考えを聴くことで、
症状によっては、代替療法的なものの方が、
効果があると解説しています。
医師だけに、説得力がある説明です。
医療関係者にも読んで貰いたい、一冊です。
代替医療について考えるには良書。
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著者はいわゆる西洋医学を修めた正規の医師である。その著者が、代替医学について真摯に向き合って記したのが本書である。その内容は、なかなか刺激的であり、近代医学否定でもなければ、代替医療賛歌でもない。著者独特のバランスを持って本書の内容は成立している。
ところで、自然治癒力なる言葉が巷間よく聞かれる。自然治癒ということばには、人間が本来もっている生物としての「治る力」という意味と、放っておいても「自然に」治るという二つの意味合いがあるようである。どちらの意味で用いるかはそれは用いる人の勝手だが、近代的医療は前者の自然治癒力なるものの存在を前提に存在しているといえば、この文章を読んでいる人は意外に思うかも知れない。
いかなる医療を用いても、既に死んでしまった体を生き返らせる事は出来ない。その身体のどこかに潜在している「生命力」や「自然治癒力」を顕在化させ、医療の介入がなくても生命の維持が図れるような状態に戻す努力を医療と呼び、その学問的基礎を医学と呼ぶのである。
著者はそういった事は全てわかった上で本書を記している。なかなか刺激的な本である。
私の読書メモ
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現代医学(アロパシー医学)がたどった道。様々な(怪しげな)代替医学がたどった道。これからは、両者を統合した新しい視点による「ホメオパシー医療」が求められる。それは、人が本来備えている「自然治癒力」を引き出す医療だ。同じ科学でも物理学ではすでに観測者の意識を重要な要素としている(相対論・量子論)時代に入ったにもかかわらず、医学はまだ、ニュートンの時代の絶対科学から抜け出せないでいる。
病気と自然治癒
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私たちが、自身の体の治癒能力に期待感を抱くのは当然のこと。
病気に対する認識が変わりました。
「・・病気の状態を起こってはならないものと考えて拒絶したり、そこに自分の人間としての価値にかかわる何らかの意味を見出そうとするのはやめたほうがいい。病気に意味があるのではなく、ただ病気があるだけなのだ。
病気はつぎに訪れる相対的に健康な期間への途中経過であり・・」
私達は自分の身体を自分で壊している事に気付くべき
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現代医学、西洋医学、東洋医学、すべてを知った上での最高の医学の事が載っていると思います。もちろん私は医者でもなく、一般の人間ですが今の医学で疑問に思っていた殆どの事がこの本によって理論的に知る事ができ、クリアーになりました。人は病気になってから病気について考えるのではなく、何故病気になるのか、そこから考える事が大切だとも思っています。そして今流行りの「サプリメント」。物質は抽出するとその性質が変化してしまう・・・その事実を知れば、はたしてサプリメントが医者の処方なしでどんどん服用して良いものなのかどうか・・・など、この本を読み、知識を得たおかげで色々な事に気付き始めました。これから医療費や健康保険がどんどん高くなってくる時代。自分自身の治癒力をもっと高める方法をこの本から学ぶべきだと思います。