色の見方が変わりました
★★★★☆
色と心理学とちょっと難しそうなタイトルですが、本を開いてそのイメージが変わりました。色の特徴や、巷にあふれる色がなぜその色なのかが説明されています。「ちょうちんが赤い理由」「信号機の青はなぜ緑色」など、身の回りの色を題材にしているので興味が持てました。さらには色の組み合わせなども合って勉強にもなりました。
いろいろな新しい知識を得られましたが、特に色は目だけでなく肌でも感じているというのは驚きでした。
内容は誰にでも分かりやすく書かれていると思います。ちょっと分かりにくいことでもほとんどは右ページにマンガでも解説しているのでより理解しやすくなっています。
これからはモノの色を選ぶときや色の組み合わせをするときにちょっと得をしそうです。
美しい
★★★★☆
カラーのイラストがとても多い新書です。また2ページずつなので読み易いです。左のページにある解説は説得力があってわかりやすいです。しかし統計の本を読んだことからすると、何かの傾向があることを言うときには、有意な差などの言葉も使って大体の傾向があることを資料も交えて詳しく述べるともっと良かったと思います。もっとも「黄色は国によってイメージが異なる」こともあってそんなに強く言っていないことはわかります。逆に「夕暮れになると赤は見え難い」ことのように、100%言えそうなこともあります。「青は集中力がつく」ことは絶対に参考にしたいです。とにかく美しい本です。価格はカラーを考えると納得すべきかもしれません。
実生活にも役立つ!
★★★★★
パッと目を引くオレンジ色の装丁と帯の可愛いサルに惹かれて中を開いてみましたが、「へえー」「へえー」「へえー」(古いけど)の連続でした。
企業イメージやその製品から、本・映画、病院にいたるまで様々なところで、色彩心理は生かされているんですね。
1項目2頁の見開きで、左頁が解説、右頁はミホンザルというサルたちが主役の6コマ(または4コマ)マンガという構成です。
人間臭いミホンザルたちの様子がとてもユニークで、思わずくすりと笑ってしまうほど。
読み終わったあと、自分の世界が広がった気がして得した気分になりました。
今まで色彩心理に興味がなかったけど覗いてみたい人(もちろん興味ある人も)やうんちくを語りたい人など、多くの人にお薦めです。
スタンダード版でも600色以上あるという色見本は、ずっと眺めていてもあきないだろうな。