難易度は低くなって、よりリアルになったパズルゲーム
★★★★★
羽田での航空機の交通整理を行う航空管制を行うゲーム
今回は、羽田4本目の滑走路拡大、および国際線ターミナルの拡大に先立ち、航空管制を
行うゲームになっています。
ここで航空管制とは、航空機が、羽田上空のレーダーに捉えられてから、着陸、そしてスポットに到着するまで
そして、スポットアウトしてから出発、そして羽田上空のレーダーから消え去るまでの交通整理を行うことを示します。
背景となる羽田東京国際空港は、D滑走路も使用できるようになり、国際線が移動した後をモデルとした
ゲームになっています。
ゲームの構成は単なるテキストに挿絵がついている説明モード、通常モードとさらに詳細に指示ができるエキスパート
モードの本編が6つ、プラス練習モードが1つ、それぞれに再生モードと、途中からリプレイできるモードがついています。
以前のパッケージだと、番外編の小冊子がついていたり、各空港のキャラクターが説明していたりゲームっぽかったの
ですが、パズルゲームに、徹しているのか、質実剛健、ゲーム以外にはほとんど手間暇かかっていません。
無線交信も良く聞くと、色々間違っており、もうちょっと真剣に製品化して欲しい所もあります。
とはいえ、空路が、省エネでもあるRNAV対応になってより、リアルになっていること、以前では3D処理がいい加減で
カメラが倉庫の中を横切るなどという初歩的なミスがあったのですが、ちゃんと倉庫の上になるように処理が変更
されていること、無理矢理難易度を上げず、羽田空港が持つ、面白さ、難しさをゲームに反映している
真摯さが出ています。
初めてこのソフトを遊ぶ人もこの難易度であれば、面白いと思えますし、以前の羽田を買った人でも、
以前のやり方が通用するところ、しないところがあって、これまた面白いと思います。
純粋にゲームとして考えると評価は低いと考えますが、さらにリアルになった羽田を題材にした
このゲームは、よくできたソフトだと思います。 おすすめです。