Bonjourくらいしか知らないフランス語の全くの初心者でしたが、地道にこの本と向き合うことでフランス語の構造が見えてきました。
文法事項を丁寧に確認しながら練習をひたすら繰り返していきます。
フランス語の初学者向けの書籍ではないため、私の様な全くの初学者には、この問題の量と質は荒行に近いです。
しかし、得られるものもまた非常に大きいと思います。（最初に、大丈夫だろうとナメてかかって結構痛い目にあいましたｗ）
まだ半分ほど終わった程度ですが、私のフランス語力を２ヶ月かからずにゼロの状態から仏検４級合格レベルまで引き上げてくれました。
姉妹書のThe Ultimate French Review and Practiceでブラッシュアップをすれば、相当の実力を身につけられるであろうという確信めいたものを感じています。
音声面のフォローはありませんが、それを差し引いても５ツ星でオススメです。

解説、練習問題ともにとても充実しています。フランス語を学ぶなら英語で説明された文法書の方が日本語での説明よりすんなり理解できます。何といっても安い！

タイトルの通り、 動詞の活用、語法と時制表現の習得を
徹底的に狙い撃ちしたドリル。
（そのほかにも、y, en, le　の語法なども集中的に学習できます。）

義務教育課程に組み込まれている英語とは違って、
手を動かす機会が圧倒的に少ないために 第二（あるいは第三以降の）外国語として
学習する人にとって「鬼門」とも言える文法事項を
ひたすら手を動かすことを通じて、

凡人でも毎日こつこつが続けられれば
ヒトが使っていることばなのだから何とかなる、

ということを実感させてくれる本。

比較的最近作られた本なので、 ネット用語（ＰＣ用語など）のフォローも厚い。

英米語の文法について、 漢語での文法用語を用いた理屈で
なんとなく「雰囲気」で理解する（理解したつもりになる）のではなく、

その背後にある仕組みを理解しようと努めてきた人には、
日本語で書かれた仏語教科書よりも、 より深い理解の助けになるかと思われます。

問題の解答が本の後ろにまとめて掲載されていて、
答え合わせをするたびに後ろと前を対照する作業が 煩雑で時間の無駄なので、
解答部分だけ自分で切り離して別冊仕様にして使うとよいかもしれません。

併せて一括検索機能付きの電子辞書が手元にあると、便利だと思います。
（英語力に不安がない人はそれもいらないと思う）