暖かい気持ちに
★★★★☆
ん?
あれ?
陽子はどこいったの???
もちろん、1作目の続きかとおもって読み出したものだから
戸惑った。
ぱらぱらと、ぱらぱら漫画みるみたいに「陽子」という文字を探したけど、なし。
うーん?
1作目の500年ぐらい前のお話か。
と、納得。
でも、1作目にはまりきっていたので
前作で、これからーってとこで終わっちゃって
(ぅぅ・・・・ってなっていたので)
この物語は飛ばそうかとも本気で考えた。
でもでも、後作の本を先に読んで、飛ばしたとこをそんなことで知っちゃうのは
もっといやだったので、しかたなく(?)読み進めた。
すごくやさしい物語だった。
みんな六太がすき
あたしもすき
穏やかに展開していく物語です
あなたは泰麒に萌えるか?
★★★★☆
アタシは番外編である『魔性の子』を先に読んでいたので、
プロローグが知っている場面で、すごく嬉しかったのを覚えています。
特に今作から、いよいよ現実世界を離れ、小野不由美独特の
『あちらの世界』だけで話がすすんでゆきます。だから入門編として、
ちゃんと先に出ている『月の影〜』は読んでおいた方がいいかもしれない、と思います。
この世界観に……いきなりは、入れねーんじゃないか?と。
幼い泰麒の、本当にあどけない、純粋な姿に、変にキュンとなります。
登場人物の中では、悪く言えば「ウジウジしている」泰麒は、あんまりアタシの
好きなキャラではないんですがね(苦笑)でも、この素直さは萌えでしょ。
愛されて、愛されて……甘やかされる姿が、まどるっこしい!
ちゃんと王を選べるの?こんなんで?という想いで、下巻へGO!
タイキがいっぱい。
★★★★☆
後に重要になってくる奉麒のお話です。前半である上卷では倭から蓬山へと連れて来られ「人間」ではなく「麒麟」として扱われる生活、それを理解しながらもタイキの中に様々な悩みがある、、と言ったところでしょうか。
私は最初のシーン、女怪・汕子の涙が出るような愛情の深さに何十ページもいってないのにさっそく感動をしてしまい今でも記憶に残ってます。タイキもタイキで何故「日本」では違和感があったのか、とか自分は「人」ではなく「麒麟」であることを子供ながらに受け止め回りの女仙達に気を使う、、という何とも奥ゆかしい健気な子供で見守ってあげたいという温かな気持ちにさせてくれます。
まるごと一冊が奉麒について書かれてあるのでタイキが好きな方は充分に満足して頂けるのではないでしょうか?そればかりではなく蓬山についてのことや麒麟が王を選ぶに至るまでのことなども書かれているのでフィクションでありながらも興味深いです。
人気があります
★★★★☆
このシリーズの中でたぶん一番人気のパート。
しかしこの話の内容はアニメ版とほぼ同じなので、アニメから入門した人はこれから読んでも新鮮さは味わえないような気もする。
本書に登場する泰麒はシリーズを通して重要な役割を担っているので、本書は泰麒のキャラが色濃く出ていて、ある意味人物紹介のような印象もある。なので大人しい内気系男児がツボにはまってしまう母性強めの人にオススメ。逆に小野女史独特のホラー的描写が好きな人には少し物足りないかもしれない。
蝕が襲った泰果
★★★★☆
風の海 迷宮の岸
これは、戴国の雄の麒麟、泰麒の話。番外編だと思った人、実は『月の影~』の続編です(と、あとがきにあり)。
蝕に襲われた泰麒の卵果、つまり泰果は、蓬莱――日本に流されてしまった。女怪である汕子と、女仙たちは酷く心配するが、その10年後延麒と廉麟によって、再び蓬山へと帰還した。
続きはご自分の目で読んで確認してください!