こちらでは国主を麒麟という生き物が選ぶ。戴国の王は戴の麒麟――泰麒が選ぶのだ。――夏至は、戴国の自らが王だと思う者、王じゃないかと皆に奨められた者が、泰麒の選定を受けるために、蓬山へ昇山してくる日なのだ・・・――。
無理なく進む展開がさらなる物語りの中へと引き込ませてくれます。