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Playing the Enemy: Nelson Mandela and the Game That Made a Nation

価格: ¥2,140
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Penguin Books
Amazon.co.jpで確認
内容は面白くない ★☆☆☆☆
ラグビーゲームを英語で読もうと思い買いましたが、ほとんど人種差別のプロセスで、あまり面白くありません。
読者に勇気と希望を与える一冊 ★★★★★
クリント・イーストウッド監督の「インビクタス」の原作だ。映画インビクタスを見て、人間が全身全霊を尽くした時には奇跡が起こせることを知り感動し、即座に原作である本書を手に入れて挑戦してみた。

映画ではマンデラが大統領に就任後から、ワールドカップで優勝する1年余りの期間が描かれているが、本書では大統領に就任する以前の刑務所時代のマンデラの足跡も詳細に描かれており、マンデラが成し遂げたことがいかに困難で素晴らしいことなのかがより一層理解できる。それだけにクライマックスのワールド・カップ優勝シーンでは映画以上の深い感動を味わったし、読後に今回はじっくりと再読してしまった。

原書のタイトルはPlaying The Enemyで、直訳すれば「敵と遊ぶ(あるいは勝負する)」となるが、まさしくその言葉通り、マンデラは刑務所時代からアパルトヘイトを支える敵側である白人達を、敵ではなく一人の人間として真摯に向き合い、彼に接する白人の心を次々に掴んでいく。それは刑務所の看守達から始まり、ボタ政権の高官達、ボタ大統領と広がって、最後は黒人政権に不安と疑念を抱き政権転覆を企む、右翼的な白人過激派の心までを掴み、黒人に政権を託すのであれば彼しかないという信頼を勝ち得ていく。

統一的な南アフリカを建設するためためには、自分達黒人を迫害してきた白人との融和が唯一の道と信じるマンデラの信念の強さに敬服したし、彼が出会う人の信頼と愛情を勝ち得ることができる実に魅力的な人物であったこともよくわかった。

マンデラは傑出した人物で、同じことを一般人ができるわけもないが、それでも、自分が信じることのために、周囲の人を信じて全力を尽くせば、何かを成し遂げることができるのではないかといった勇気と人間に対する信頼感を与えてくれる一冊だと思う。 英語は平易でとても読みやすく英語の勉強をしたい人にもお勧めです。