加速の前に、一度踏み込む
★★★★★
実際の技もそうですが、動作には「溜め」が必要です。
物語もそうであるようで、今回は次の展開への溜めの物語。
そして、家族の物語。
今まで謎だった、主人公の家族の話。王姉弟の話など、主人公を取り巻く人々の話がメインです。
修行や技がたくさん出てくるわけではありませんが、物語としての幅ははっきりと広がっています。新登場のキャラもグッドでした。
あと、主人公が人間として成長して、きちんと格闘をやろうとしているのも好感。普通に等身大の人なんで、読んでいてほっとします。
新キャラクターも含めて、主人公サイドの人達はやっぱり藤子先生の作品をリスペクトしてるんでしょうね〜、P子かなぁ、今回は(笑)
五巻も年内には出そうですし、先が楽しみになってきました。
この巻から買う人もいないでしょうが、順当におもしろさが続いていると思います。