実務の世界では、様々な改善施策を実行したときの効果試算が必須である。計算内容はケースに応じて様々であろうが、どのケースでも考慮しなければならない原理原則がある。また効果試算をする際に実務者が陥りやすい罠がある。本書はそれらについて丁寧に解説している。
最近あるいは少し前までは、「キャッシュフロー重視」とか、サプライチェーンの世界では「スループット会計」「制約理論に基づいた会計」などが、はやりのように言われたが、結局は本書にある原理原則にいきつく。そのための入門書とも考えてもいい。