【豪快なテナー・サックスが大暴れする】
タイトルどおり、シダー・ウォルトンが大プッシュした気鋭のテナー・サックス奏者による力の籠もった1枚。超ベテランのウォルトンもオドリッチのプレイに触発されたのだろう。いつになく強力なタッチが、ジャズ・メッセンジャーズ時代の姿を彷彿とさせる。それにしてもボローニャ出身のこのテナー奏者は頼もしい。コルトレーンの豪快なプレイを感じさせつつ現代感覚に優れたストレート・アヘッド・ジャズを聴かせる。そこに今後の期待が寄せられる。【聴きどころ】Track(2)「For Someone」しっとりとした演奏にも個性を発揮する(jazzyellより）
■曲目
1.Casadias 2.For Someone So Beautiful 3.Over The Rainbow 4.Tin Tin Deo 5.My One And Only Love 6.Native Son 7.Willie’s Groove 8.If I Should Lose You
■Member
Piero Odorici(ts), Cedar Walton(p), David Williams(b), Willie Jones III(ds) Recorded ar Tedesco Studios, Paramus, NJ on May 11, 2011