様々な「表現を」、「日本語文法」の面から「味わうための」本です。
日本語学でよく取り上げられる「に」と「へ」や「が」と「は」などの格助詞、自動詞と他動詞、最近話題の「から」や「とか」について、その他、敬語・時制・アスペクト…などの幅広い内容を、様々な(もしかしたら知っている)例文を挙げながら解説してあります。
文章を、意味の面からでなく、文法の面から見てみましょう、というわけです。
この『もっと知りたい!日本語』シリーズは、(当然のことながら)内容は日本語学的にしっかりしている一方、日本語学を勉強したことがない人にもわかり易く書かれていて、対象とする読者の広い本だと思います。