シングル・カットされた「12:51」「レプティリア」を筆頭に、前作以上にぜい肉を削ぎ落として歌メロを際だたせた楽曲の数々は、“良い曲を書く”という一点だけに目標を絞りこんだジュリアン・カサブランカスの才能を浮き彫りにしている。彼らに2枚目のジンクスは通用しない。(山崎智之)