無知は無垢なり
★★★★☆
バンダイナムコゲームス「THE IDOLM@STER」原作の
TVアニメ『アイドルマスター ゼノグラシア』第18〜20話を収録したDVD7巻です
アイドル育成ゲームをサンライズが大胆に脚色し、近代日本の世界観の中
「舞-HiME」「舞乙ーHIME」を彷彿させるメカと美少女のリアルな融合が魅力的です
(総合6.3/10点)
第18話「夜」★★★☆☆(6/10点)
冒頭から月見島を襲う殺戮と衝撃に驚きを隠せません。前回に続き、
課長補佐の注意を2枚3枚上回る彼女の計算高い策略も見事。
まさに掌で踊らされるかのごとく、亜美奪還作戦は敵の思う壺。
完全に敵の術中にはまり込み、絶望感と憂鬱さを濃厚に染め上げた物語です。
第19話「サヨナラ」★★☆☆☆(4/10点)
5体揃ったアイドルと強襲部隊の作戦はまるで戦争シミュレーションのように
感じられるものの、正直、劇中のメンバー同様に何が起こったのかわからず、
評価し難い物語です。個人的にはあずさの異常な身体能力が印象的で
表と裏の争いに何が介入してきたのか、先が気になる繋ぎの要素の強い展開です。
第20話「かえりみち」★★★★★(9/10点)
インベルを奪われ、友に裏切られた春香。周囲の心配を他所に自分を
ごまかし、過剰に明るく振舞う彼女の姿が正直、胃が痛く観るのが辛いです。
幼なじみで親友のやよい、伊織とネーブラの関係など付き合いの長さを引き合いに、
彼女の動揺と哀しみを外堀からうまくラストに集約させた魅せ方に感心しました。