この巻はあまり疾走っていないような
★★★★☆
1巻でいきなり虎紅の杖になった理宇。3巻ではやはり血を介して華社ミヅキとも関係を結んでしまいました。杖としてですが。
本来、魔導士官1人に対して永遠に変わることなく繋がり続ける筈の杖、この前提が崩れるのは何故なのか。こんな疑問をはらみつつ、でましたリヴァーナちゃん、という感じで物語は進みます。
さて、ダブルヒロインとして登場する虎紅とミヅキ。どうしてもその能力上、或いは立場的に華社曹長が不利なのは否めません。今回はこれを解消しつつ、恋にも戦いにも大きなターニングポイントとなる辞令が下りかけます。もちろん中身は此処には書けない軍事機密です。
この先、理宇はどっちの方へ疾走るのか。果たして「撃っちゃう」ところまでいけるのか?乞うご期待!