期待しないで読むと、おもしろい。

　普段から期待値を下げておくと、新しい発見がある。

　努力だけじゃ成功できない。運に助けられていることを自覚しなければならない。

　成功者の後ろには、幾人もの屍の山がある。

　文章にイラっとさせられます。

モデル業の他にも司会や執筆活動を行ったりしている著者が
自分の半生を振り返った作品。
タイトルの「モデル失格」とは太宰治の「人間失格」から取ったそうで、
そこには、モデルとして挫折し、転落していきながらも、
失敗を受け入れられたことで前へ進めた、という意味が込められているそうです。

本書を通して、挑戦し続けるための「情熱」「感性」「配慮」
を大切にすることの素晴らしさを感じることができました。
以下では印象に残ったフレーズを2つご紹介します。


▼自分の中に「できることはやった」という満足感があると、
自分だけは自分のことを褒めてあげることができる。
他人が自分を無条件で好きになってくれるわけがないから、
まずは自分が自分を褒めてあげられるようなことをする。
そうやって好きな自分をどんどん増やせば、
他人も自然と自分に興味を持ってくれるようになるはずです。

この部分を読んで、とてもストイックな方だと思いました。
と同時に諦めない強さも感じました。
本書でも紹介されている通り、仕事が決まらない、事務所を自分で探す、
怪我で仕事ができない日々…など、挫折を繰り返してきたにも関わらず、
決して諦めないで「やり切る」姿勢には勇気をもらえます。


▼「ダイエット」を意識しすぎて、食事を抜いたり、
その空腹感からお菓子を食べ過ぎたり、
それでまた自己嫌悪に陥ったり…とにかく悪循環だった私。
栄養が足りなければ、体がいつまでも食べ物を欲するのは当たり前。

偏食がいかに身体によくないか、ハッと気付かせてくれた一文です。


■著者プロフィール
押切もえ（おしきり もえ）
1979年千葉県生まれ。
高校生の頃よりティーン誌にて活動を始める。
「CanCam」の専属モデルを経て、現在は姉妹誌「AneCan」の専属モデル
を務める。
モデル業の他にも、MCやコラム執筆など、多方面で精力的に活動している。

モデル失格 -幸せになるためのアティチュード- (小学館新書)
押切 もえ (著)

この書籍は、
『押切もえちゃんが苦難ある半生を、どう乗り越え成長したかをつづって、幸せになる方法を伝えているお話です。』　努力すれば必ず報われる主義の方にお薦めです。

＜この本のキーワード＞
●押切もえちゃんの半生（モデル業の苦難、首を折る事故）
●夢をあきらめない
●努力至上主義

＜所感＞
■１．好きなリンカーンの言葉が私も好きでした。
「あなたが転んだことに関心はない、どう立ち上がるかに関心があるんだ。」　厳しいけれど、励ましている感じがよいですね。
入院しているときに弟さんが買ってきた、英語勉強のためのテキストで「偉人の名言集」にあったとのこと。このチョイス結構いいかも。

■２．全盛期に首の骨を折って入院から復帰へ。
人気が出てきたところで、三ヵ月半仕事を離れることになったたいへん落ち込んだエピソードがメインとして載っていました。大きな転機があったことで、精神が大きく成長したことが見所です。

■３．「100％啓蒙本」になることがわかって書いているよう。
もえスタイル・知識を、教え導いている書き方になっています。
順調でない方には、嫉妬と言う"影"が心に落ちると思われるほどに、ギラギラと幸せになれる道を教えてくれています。
それを分かってターゲットを絞ってつづっているようで、うまいですね。

順風に乗っている方にお薦めです。

非常にいい状態のものを譲っていただきました。
ありがとうございました。

押切もえちゃんすごいですねっ\(^^)/ 彼女の魅力は、あの考え方とか努力とかから成ってるんだなあ〜って感じました! 憧れの人です(^^)
10代や20代の女性の方や、
もっと頑張りたい、もう1段階上に行きたい!とか、もっと変わりたい!って思う方には是非!読んで欲しいです!

私が1番心に響いたのは
『人の価値って本当はどれだけ変われるか』ってゆう言葉です。
もえちゃん目指して頑張りたいと思いました。

モデル業だけでなく、執筆活動やデザイナーなどマルチな活躍を見せている彼女。毎日をポジティブにハッピーに生きるヒントがたくさん書かれています！！

ＣａｎＣａｍ専属モデルであった押切もえちゃんの生い立ちと、挫折そして仕事、ダイエットについて綴られています。もえちゃんの考え方が非常にわかりやすく書かれていますので、生きていく上で苦難に陥ったときのもえちゃん流対処法が分かります＾＾これを読んでぜひ参考にしてくださいね。