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金田一耕助の新冒険 (光文社文庫)

価格: ¥5,543
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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原型 ★★★☆☆
 1996年に出版芸術社から出た単行本の文庫化。
 「悪魔の降誕祭」「死神の矢」「霧の別荘」「百唇譜」「青蜥蜴」「魔女の暦」「ハートのクイン」の7篇が収められている。
 いずれも、角川文庫版などには未収録だったもの。なぜかというと、これらはのちに長篇に書き改められたものばかりだからだ。トリックや犯人は変わらず、ストーリー展開にもあまり違いはない。
 うっかりこちらから読んでしまうと、長篇の方を読む楽しみがなくなってしまうので、気を付けるべき。横溝正史を読み尽くした人が行きつく一冊。上級者向け。
 同時に出た『金田一耕助の新冒険』(光文社,2002年)も同じ趣向である。
 だいたいの結末を知っているだけに、あまり楽しめなかった。どんなふうに書き伸ばしているか、改良された部分はどこか。そういった観点から読むしかないのでは。
見なくてもいいエログロ ★★★☆☆
『金田一耕助の帰還』と対で光文社から出された短編集だが、編者はもちろん横溝正史ではない。それでも亡くなった作家の新作が出るっつーのはオツなものね。

毎度のことだが、いわゆるエログロだらけで、そんなものはすっかり慣れてたつもりだったのに、ふと昔見た白黒ショー(って言うんでしょうか)を思い出して憂鬱になってしまった。

いや、恥さらしだとか言うんじゃないが、本当に大変そうな仕事で、あんな仕事を毎日やっていれば必ずや体に悪いに違いなく。そんな仕事を選んだ方の人生などを思ってしまって憂鬱になるのだった。

その光景をしっかりと思い出しているのだが、文章にするのが憚られるのでやめます。横溝作品の中でも「書けない」性行為がガンガン出てくるが、その表現を読むたびにあの光景が蘇るのだった。

やっぱり経験しない方がいいこともあるよな。

見ないで済むことは見ない方がいいかもと、気持ちも揺れますの。
正史の作家業の一端が探れる ★★★☆☆
横溝正史が後に引き延ばして長編や中編に仕立て直した作品の初出短編を収めた短編集。

一般には金田一耕助物の正典は後に改稿された物が数えられるため、
これらの作品は番外とされている。

改稿するに当たって大筋はそのままに犯人等までは変えてしまった物、
プロットは同じに書き込みを充実させて、話を充実させたもの等いろいろあります。

やはり、短編の方は雑誌掲載という枚数の制限からか
やや肉付けに深みがない物が多く、
正史が後に小説として完全な物とするために
推敲を行ったことが正しいと思わせる物ばかりです
作品のエッセンス ★★★☆☆
横溝正史が後に引き延ばして長編や中編に仕立て直した作品の初出短編を収めた短編集。
一般には金田一耕助物の正典とは外れた物とされている。
引き延ばすに当たってプロットはそのままに内容は変えてしまった物、
大筋は同じに書き込みを充実させた物等いろいろあります。

ただ、枚数の制限からか説明が紋切り型の物が多く、正史が後に小説として完全な物とするために
肉付けを行ったのもさもありなんといったところです