この本には金融の世界の金の儲かり方がいかに異常で、
金が全ての尺度となるアメリカのトレーディングの世界は、
稼いだやつがいかにやりたい放題やってるかをよーく書いている。
多少の誇張はあるが、事実そうだ。
ただ、だからと言ってそういうアメリカの文化を批判するのも少し違う。
そういう汚い非情な世界で、日本人も勝たなくてはいけない。
勝手始めて批判できる。
ぐたぐた言っても金を稼いでないものには
発言権は無いことがよく分かる一冊 笑
登場人物の行動が醜く(それこそ幼稚園児のように)見えてしまうのは、その目的がただただ金を稼ぐこと、だからだろう。もし偉大な芸術家がとった行動なら、多少とも多めに見られたのだろうが。
また、本書に登場しているメリウェザーは、あのLTCMを設立した人物であろう。LTCMの末路を思うとなかなか興味深いものがある。