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語学はやり直せる! (角川oneテーマ21)

価格: ¥51
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川書店
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黒田先生のファンです ★★★★☆
NHKラジオロシア語講座(それも2009年から始めたので再放送ですが)
に親しんでの黒田先生ファンです。
この方の「羊皮紙〜」からの3部作など、図書館で読めるものは
読みつくしての本書。

語学はやり直せる、という題名から単純に想像できる内容とは
ちょっとずれる感じもありますが、「道具としての英語の勉強」
に世の中が沸きすぎているのに対して、この書が言うことは
外国語学部卒でそれなりに外国語を勉強して悩みながら
やってきた身からすると至極全うだと思います。

私は留学経験がありますが、行って3ヶ月ほどは確かに
リスニングの能力もあがることは実感できるのですが、
それも母国で身に着けた語彙・文法の範囲でリスニングがついてくる
ような気がしますし、結局はその後自分なりに勉強をして
いかないと上達していきません。
考えてみれば母国語である日本語だって、読書する
習慣があるか否かで同じ日本人であってもレベルの差が
ありますよね。

著者は、語学力を決めるのは結局は読書をするかどうか
だと述べています。(ロシア語関係に偏ってしまいますが)、
同時通訳者であった米原万里氏も「通訳には小説を楽しめる
ぐらいの語学力が必要」と言っていたし、氏が翻訳した
ロンブ・カトー氏の外国語学習法の本にも、基礎的なものの
学習書を済ませたら、結局は読書が挙げられていました。
古いようで、結局はこれなのだと思います。

外国語を学ぶ人には、楽に身につく〜というような広告に
振り回される前にこの本を読んで欲しいです。

私自身新鮮だったのは、「辞書を初めから終わりまで読んでみよう」
というところでした(→プロ向けかな)。
楽しんで学ぶアマチュア向け部分とプロはこんなことしないと
いけないんだよ、という部分がなめらかにつながっていない感じが
して、本としては今ひとつのバランスのような気もしますが、
黒田先生の言いたい事がよ〜くわかるような気がして
私はこの本好きです。


語学学習に関する楽しいエッセイ ★★★★☆
 タイトルと中身が微妙にずれている気がしますが、簡単に言えば「もっと気楽に損得考えずに語学学習を楽しもうよ」という本です。

 語り口調もユーモラスで読んでいて思わず吹き出してしまう箇所もチラホラ。今まで苦しかった学習ももっと気楽な気持ちでやり直せるようになるかもしれません。少なくとも私は少し気が楽になりました。
語学に対する考えを見つめ直せます ★★★★★
 文体は軽妙なブログ風といった感じで、英語などの語学学習に何らかの迷いを持っている方(ほとんどの方がそうだと思います)に一度読んでいただきたい書です。

 これを読んでいると、どことなく悲壮感が漂いがちな語学学習が、実は楽しいものなのだということを再確認できます。

 もっとも筆者は語学のプロであり、人一倍努力し、人一倍悲壮感を持って研鑽に努めたでしょう。そういう経験を経たからこその筆者の言であり、説得力があります。
タイトルとは内容にズレが ★★☆☆☆
中身はほとんど著者自身の語学学習スタイル、方法論についてです。
他のレビュアーの方も指摘していますが、
その内容は語学学習の一般論ばかりで、特に目新しいものはありません。

とはいえ、資格試験などのため語学を勉強することを
「チャチなこと」や「クールではない」などと言うくだりはやや辟易としました。
僕自身は文学や映画などに興味をもって語学学習を始めることが多いのですが、
他の人の勉強スタイルをどうこう言うのは余計なおせっかいでは?
その人がやりたいようにやればいいだけのことですから。

また外国人嫌いから外国語に嫌悪感を示す人を
「人間的に問題があるのではないか」とはっきり言う反面、
街の語学学校は語学学習に効果があるかどうかについては
かなり曖昧な結論を下しています。
(著者は効果は薄いということを認めていることの裏返しと見てとれます)

その点やや引っかかったためマイナス1点としました。

スラブ系の謎 ★★★★★
一般に、世界を分節するのは言語によってなんだそうですな。そーかしら?って思わ
ないではない側面はありますが。外国語を学べば、相対的なものの見方が身につきま
すよ、ともよく聞かされる話しです。逆な例も多いような気がしますが。

そうではあっても、外国語は、それを学んだ人の考え方に、思った以上に大きな影響を
与えているものなのかも知れません。

言語学や語学の学習法に感心のある方なら、千野栄一さんの著書を手に取ったことは
あろうかと思います。また、米原万里さんの、いつまでも古びることのない軽妙な文章に
よって、心の憂さを晴らした方もいらっしゃろうかとも思います。
なぜだか、みなさんご専門はスラブ系。

本書の著者も、スラブ系。
伝統は継承されているようですよ♪