インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

A Concise Chinese-English Dictionary for Lovers

価格: ¥1,424
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Vintage
Amazon.co.jpで確認
だからアジア人はバカにされる。 ★★★☆☆
著者は1973年生まれで、中国では世代の代弁者だとか新世代文学の旗手などと評価されているようです。

本書は、23歳の中国人女性の1年間のロンドン留学を日記風に綴った物語。同じアジア人として、読後感はやや複雑です。映画館で出会った年の離れた男性とすぐに同棲を始めたりするなど、あまりに無防備な姿勢はアジア人女性の尻軽さと誤解される恐れがあるような。若くて冒険心があるとはいえ、あまりに主体性がなさすぎで危なっかしい。だからアジア人はバカにされるんだ、などと思ってしまいました。中国人の物の見方などを実感できる点は面白いのですが。また文章面では、英語力が徐々に上達していくという体裁を取っているのが、あまりにわざとらしく感じられました。徐々に難しい単語や表現を使えるようになっていくのに、いつまでもmanの複数形をmansと表記し続けていたり。

結局、カバーに象徴されるように、本書は西欧人の読者をターゲットに書かれたのだと思います。西欧の男性にはこんな女性がミステリアスで魅力的に感じられるのでしょうか? そのためか、USやUKのアマゾンのカスタマーレビューでは意外なほど高い評価も得ていて驚きます。
嫌悪感を覚えた ★★☆☆☆
中国から語学留学のためにイギリスにわたった少女の話です。
少女は、自分より20も年上のイギリス男性と恋に落ちて…その後どうなったのかはわかりません。なぜなら、物語に嫌悪感を覚えて最後まで読むことができませんでした。
せっかくの語学を学ぶチャンスを、彼女は恋におぼれるだけで大事にしません(少女ならではの、素直な感性とユニークなものの受け止め方はなかなか面白いのですが)。
恋というより、セックスにおぼれるという感じもいなめません。
たどたどしい英語を読むのも、自分の英語までそうなってしまいそうで、読み続けられませんでした。

最後まで読めば、また違った印象だったのかもしれませんが、人間の器量が狭い私には、楽しめない作品でした。
あなたが中学生英語でできるたくさんのこと ★★★★☆
作者Xiaolu Guo(どう発音したらいいのか知りません)は北京で映画を学んで、詩、小説、映画といった分野で活躍しています。現在はロンドンのイーストエンドに住んでいます。小説は、語学留学のためにロンドンに来た、中国南部の片田舎出身の23歳女性が滞在中に書いた一年分の日記という体裁をとっています。この作品はイギリスの女性新人作家に与えられるオレンジアワード候補作でした。女性版芥川賞みたいなものです。
カバーデザインはいかにも「西洋人男性の欲望の対象としてのアジア人女性」という感じですが、内容はちょっと違います。
主人公Zは、見聞きすること全てに、とてもナイーブに反応します。そしてそれを日本の中学生より下手な英語で日記に綴ります(だんだん洗練されていきますが)。彼女は20歳年上のイギリス人の、バイセクシャルで売れない彫刻家の男性と恋をし、一緒に暮らします。その暮らしは彼女にとって、「なぜ?なぜ?」の連続でした。
この小説を読むのにTOEICのスコアは要りません。でももっと文法以前の、人が互いに伝え合う、ということについて、考えてみたことがある人にはお勧めです。また、実際に異なる文化背景から来た人との恋愛経験がある人なら身につまされるようなエピソードも含まれています。
作者の英語は、作者自身によれば、「もっとひどかった」そうで、実際に彼女の日記がベースになっているそうです。少し前のBBCワールドでのインタビューでは、きれいに話していましたが。