親と乳幼児の響き会うような感情のやり取りや葛藤がどんな出来事や背景によってもたらされているのかがとてもわかりやすく解説してあると思う。私自身のことも振り返りながら、実際の臨床場面で出会う親子のやり取りを浮かべながら読んで見た。母親理解が子育て支援だという思いを新たにすると共に、心の問題はやり直しが必ずできることも子どもと共に育つ親として忘れてはならないと強く思った。

この本を買ったきっかけは、
その頃の自分はなぜこういう自分に
なったのかを知りたくて、
あと渡辺久子さんの本が
気に入っていたので購入しました。

世代伝達をメインにして書かれてます。

書いていることは専門用語が
多くて、わかりづらい所も
あるのですが、その用語の意味も丁寧に
説明してあり、後に症例が紹介され
理解しやすようになってます。
素人の自分にも理解でき、大変参考になりました。


内容は

子供が母親との係わりでどういうふうに
人格が形成されていくか、
なぜ思春期に子供が問題を起こすか、
なぜ親子間の葛藤がうまれるか
どうやってそ問題のある家族を
サポートしていくか、
どうやって世代伝達を防ぐか、
など深い内容になってます。
値段はちょっと高めですが、
その値段以上にすばらしい内容になってます。

特によかったことは、
内省的自己を育むことにより世代伝達を防ぐ事が
可能ではないかと、そのことが今一番の希望に
なっているそうです。

その内省的自己は自分一人だけでしても効果があり、
そのおかげで自分の中の心の奥にあるマイナスの感情を
癒すことができ、マイナスな感情が出てくるという事が
少なくなりました。すごいです。

内省的自己については
渡辺久子さんの他の本をもっと
読むともっと理解が深まると思います。

おかげで自分は前よりも感情的になることが少なくなり、
自分の感情・過去の出来事のその時の自分を
見つめ直すことができ大変良かったです。