騎手のおもしろエピソード集。
馬券の役に立つこともあるらしいですが、そういう目的で読むと★2つとかにしたくなる場合が多いと思います。
この本はネタ本として笑って読めばなかなか面白い。騎手は魅力的な人たちなんだなぁということが伝わってきます。ただ、木刀事件を「ファイティングスピリットの表れ」として肯定的に紹介していたのはちょっとどうかと思いました。それ以外にも、一般人の感覚からしたら「これはどうよ…」と思うような出来事(暴言、暴力事件など)を、すべて「闘争心があっていい」と正当化する態度が読み進めていくうちに鼻につくようになりました。
でも、いい本だと思いますよ。何冊かシリーズが出てますが、個人的には2冊目以降を執筆した高崎氏のほうが好きです。シリーズ通して読むと藤田騎手の大ファンになってしまうと思います!