インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

Hannibal

価格: ¥677
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Dell
Amazon.co.jpで確認
映画よりも面白い ★★★★☆
ハンニバル・レクター・シリーズの三作目です
英文がこなれていて大変読みやすい
これがあのトーマス。ハリスかと思うような読みやすさです
作者のハリスの英文は「長い。くどい。読みにくい。」の三重苦でした
映画を見てがっかりしました
やはり原作が一番良いですね
映画を見た人は原作も読んでください
ようこそレクター博士の世界へ ★★★★★
「羊」と「レッドドラゴン」は辞書を使いながらも何とか読めたけど、この
Hannibalは正直難しかった。一行一行、「この言葉の裏にはどんな意味があるん
だろう」と、ハリスの描く世界をかみ締め、時には、本を閉じ、考えながらゆっ
くりと進むしかなかった。そうさせる力がある本だった。

ハリスは「羊」を越える作品を書きたかったのだろうな。全編にレクター博士へ
の思い入れがこもっていた。これはもうFBIエージェントが華々しく活躍するサ
イコサスペンスではない。心理劇といった方がいい。それも思いっきりバロック
な。

読んでいる内に、彼も幼年期に両親はドイツ兵に惨殺され、妹は斧で殺された上
に彼らに食べられてしまった、というトラウマを心の奥に隠していること
を知る。レクター博士を生きたまま豚の餌食とし惨殺しようと執念を燃やす復讐
鬼、金のためにレクターを売る刑事、出世のためにクラリスを裏切るFBIの上
司。いったいどちらが邪悪で狂っていると言えるだろうか。

この本はレクター博士のインナーな世界を私たちに見せてくれている。周囲か
ら理解されず「怪物」と烙印を押された魂が、クラリスと再開、非凡な精神科医
としてのテクを使ってクラリスを癒すことで、自らも癒されていく。
邪悪なメイソンの復讐から、クラリスの助けで危機一髪脱出した博士は、もう
ダークな世界に戻る必要はない。クラリスの中に平和と愛を見出したから。恐ら
くレクター博士はもう殺人を犯すことはない。無礼な誰かが、彼を怒らせなけれ
ばだけど。でも、それって、博士を逮捕し独房に監禁するよりもっとステキなエ
ンディングではないか。

ハリスは、2006年末次作を7年ぶりに発表するらしい。Behind the Maskというタ
イトルで、レクター博士の幼年期に焦点を当てているそうだ。映画化も進行して
いて、今度はハリス自身が、脚本を担当しているとか。
映画とは全く違うエンディング ★★★★☆
手の秘密、優秀?な外科医、クラリスへの特別視、優雅で余裕のある逃亡など、レクター博士のキャラクターはいろんな面で固まりつつあります。レクター博士に狂気の復讐を図る人物からの執拗な追跡をも余裕でかわしつつ、クラリス物語も展開されます。最後のシーンはかなり意外でした。しかし、映画を見た時はさらにショックでした。何でこんなにも原作と違うのか??この本を読まないと分かりませんので、是非お読みください、としか言えません。
映画より怖いです ★★★★★
さすがThomas Harris、めちゃめちゃ怖い!

映画ではハニバル中心で描かれていましたが、本では彼を追うメイスンもハニバルに負けないくらいこわーい存在で、実によく描かれています。

あんまりこういう怖い世界にハマってしまうのも困りものですが、やっぱりThomas Harrisはすごい!と思います。映画が好きだったかたには、是非本でも読むことをお勧めします。

And they lived happily ever after...めでたしめでたし?! ★★☆☆☆
■ 殺人鬼 Buffalo Bill の事件から 7 年。FBI 特別捜査官となった Clarice Starling は、ある麻薬事件の捜査にからんでマスコミからの非難を浴び、失脚の危機にさらされた。その彼女を窮状から救おうとするかのように1通の手紙が舞い込む。それは 7 年前に逃亡し、行方をくらませていた Dr. Lector の自筆の手紙であった――。ワシントン D.C.、フィレンツェと舞台を移しながら、前作では明らかにされなかった連続殺人鬼 Dr. Lector の過去と精神世界にスポットを当てて描いた一大長篇。

■ 前半は猟奇小説、後半がロマンス小説という、キメイラのような不思議な構成。これほど評価がまっぷたつに分かれる小説も珍しいのではないでしょうか。「悪役レクター博士があまりに人気者になってしまったので彼を幸せにしないとシリーズを終われなくなってしまったのかしら? 『ターミネーター』で悪役デビューしたシュワちゃんが『ターミネーター2』で善い人になってしまったように」というご意見と、「シリーズを通して最初から著者はここに着地点を決めていたのに違いない、これは絶対確信犯だ」というご意見とがあるでしょう。客観的に見て、前者のスタンスで読むとかなりお粗末なのですが、後者で読むなら風雲急の展開に膝を叩いて笑いながら読めるのでは、と思います。ただしこの場合、前半をすっぱり忘れることが肝要です。前半に設定されている伏線が後半のロマンスへの移行であっさり棄てられてしまい、疑問となって山積したまま終わっていますので……。

猟奇度は「前作よりややアップ★★★★★」です。そもそも、「あんなもの」を喜んで食べているあの人を想像してしまうのがなんといっても猟奇です。素材が古いから、きっと不味いと思うんですけどねぇ…(汗)。いまどきの FBI 捜査官の矜持ってそんなものなのでしょうか……。