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Number the Stars (A Yearling book)

価格: ¥580
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Yearling
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   第2次世界大戦中、ナチス占領下のデンマークからユダヤ人が脱出しようとしていた事実は、これまでほとんど語られることがなかった。1943年9月29日、デンマークのユダヤ人が拘留され、死の収容所へ送られるという噂が流れた。それから数時間もたたないうちに、デンマークのレジスタンス、住民、警察は、7千人のユダヤ人をスウェーデンへ密航させる準備を開始する。歴史上の事実をロイス・ローリーが勇気ある少女の物語として小説化。10歳の少女アネマリー・ヨハンセンの視点から戦争体験を生き生きと描いている。ユダヤ人狩りが行なわれるという前夜、アネマリーの家族はアネマリーの親友エレン・ローゼンの家族をかくまい、一家のデンマーク脱出に手を貸す…。1990年度ニューベリー賞受賞作品。
学校の授業で使用しました。 ★★★★☆
小学校6年生ですが、授業で使用しました。
お勧めのようです。
I am David という本と読み比べて、エッセイを書いて提出していました。
美しい人たちがいたことを知り、心が豊かになる本 ★★★★★
舞台は第2次世界大戦中のデンマーク。ドイツがデンマークを軍事占領していた時代です。
デンマークにもユダヤ人がいたのて、ナチスのユダヤ人迫害が、デンマークでも始まります。
そんなデンマークで暮らす、ユダヤ人を友達に持つ、10才の少女。その少女の視点で、
彼女と家族、友人たちの、日常と非日常を描いています。

歴史的な正確さを追求するのではなく、一人の少女の目に写った現実を、少女のまわりで
起きたことだけを丁寧に描いています。
当時の世界情勢等は説明されていませんが、歴史書や教科書には出てこない、美しいと
感じられる一つの現実を知ることが出来きる良書です。
ユダヤ人をユダヤ人としてではなく、同じデンマーク人であると考え、行動する人たちが
いたデンマークが、とても美しい国に思えました。
こういう人たちがいたことを知ることが出来ただけでも、とても価値ある本でした。

専門用語も出てこないし、英語もさほど難しくありません。心理描写や思想的な記述は少なく、
起きた事件や事実を書いてストーリーを展開しているので、読みやすい本です。
すごく面白いということは無いと思う ★★☆☆☆
単純な勧善懲悪な物語で、大人が読むにはつらいと思いました。
悪いドイツ兵に立ち向かうデンマーク人レジスタンスの家族と
その少女の勇敢さを称えています。

私はこういった実在の国家、出来事を題材にした物語は極力、
史実に元ずき、事実だけを描くべきだと思います。
敗戦国の国民の一人として、こういった欠席裁判的な物語が
無批判に絶賛されるのは決して健全とは思いません。

最後まで読むのがつらかったです。
ハラハラ ★★★★★
デンマークで暮らす少女の目を通して描いた1943年のナチス占領下のデンマークが生き生きと描かれ、表記された事実(あとがきでそれぞれ言及された事象が歴史的にはどういった意味を持つのかという簡単な解説があります)のひとつひとつが、たいへん興味深く、面白く読みました。

物語の展開もスピーディで決して1章ごとの文章量が多くはないのに、主人公の置かれている状況が判りやすく、主人公の緊張感がダイレクトに伝わってきて、無駄の無い話でした。

書いてあるネタがネタなだけに、主人公やその友人や親戚達やその隣人たちの運命について深刻な心配をしながら読みました。2箇所ほど「うわーもう先を読むのがいやだー」と思いましたが、結局1日で読み通してしまいました。

ひとつだけ不満があるとしたら、主人公たちの、その後について、もっと詳しく書いてほしかったな、ってことぐらいです。でも、とても面白かったです。

人間の尊厳のために ★★★★★
ナチス統制下のデンマークで、ユダヤ人逃亡を助ける大人たちの世界を10歳の少女の目を通して描いたフィクション。とはいえ、エピソードの多くは事実をもとにしており、単なるお涙頂戴にはなっていない。普通の人々が普通に友人であるユダヤ人たちをスウェーデンに逃がす、「それが友達というものよ」という主人公の母親のことばが印象的だ。圧制と殺人の恐怖に取り巻かれながらも、最後まで人間の尊厳を求めた人々の感動的な物語。英語は平易で、文章は簡潔、一章ごとが短く、次の展開を期待させる終わり方をしているため、読みやすい。