今からでもおそくない!
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こどものころ、バイオリンを数年間習いましたが、器械的練習が嫌だったのと、どの音がどこにあるのか訳がわからなくなり止めてしまいました。娘が高校生になってからバイオリンを弾きたい、と言い出し、じゃあ私も付き合うか、ということで、今度はバイオリンを理屈から理解して、頭脳的に攻略しようと思い、この本を見つけました。
この本はその目的にジャスト!な本でした。楽器の構造、選び方、扱い方から、実際に弾くときの手の形、指の動かし方の基礎、弓の動かし方、先生に聞きたくても聞けない、あるいはなんと聞いていいか分からないことが懇切丁寧に書かれています。楽しく練習するコツまで書いてあります。しかも、読み物としておもしろい、と言う位いい文章なので、楽器を始めようかどうしようか、悩んでいる方にもお勧めします。
そりゃ、大人になってから始めたんじゃヴァイオリニストにはなれないかもしれないけど、好きな曲を弾いて楽しめるようにはなれそう!と思わせてくれる心強い一冊です。
詳細な内容です
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バイオリンの構造や歴史、弾き方など詳細な内容でした。今後も読み返すことがある本だと思います。推薦できます。
ヴァイオリン各駅停車に接して
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40年ぶりにヴァイオリンを弾いて見ようかと思った時に、図書館でこの本に
出会いました。
ヴァイオリンについて構造、本体の健康管理、歴史、奏法、楽器の選び方、楽
譜の読み方等、基本的なことが盛り沢山で、この本に興味を持ち購入することと
しました。
以前弾いていた時は、なんとなくやっていましたが、再び始めるに当たって
この本による基礎知識で、ヴァイオリンに接することが楽しくなりました。
そのうちに新しいヴァイオリンを購入したいと思っています。
ヴァイオリンの知識がほしい人に
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この本は,いわゆる教則本というよりも,楽器としてのヴァイオリンの解説本です。
楽器の知識が半分,演奏の知識が半分という感じでしょうか。
情報量が多く,練習中に見ながらという本(ex.教則本やスコア)というより,読むための時間を取ってじっくり読む本ですね。
ヴァイオリンという楽器の知識は,教室に通っていても時間の関係上じゅうぶんには教わらないまま進んでしまいがちだと思います。インターネット上の情報も,軽音楽系の楽器と比べて充実しておらず(演奏人口も違いますからね),情報収集は容易ではないと思います。
その点で本書は,楽器知識がかなり細かく掲載されており,一読する価値があると思います。楽器と付き合うからには,楽器との付き合い方(=演奏技法)だけではなく,付き合う相手に関する情報(=楽器そのものの知識)も重要なはずです。ここまでヴァイオリンの楽器知識が網羅された書籍は教則本に比べて少数だと思われますので,本書の存在価値は大きいと思います。
また,ヴァイオリンは,演奏のスタイルでも構え方や弓の持ち方さえ人によって異なり,教則本やヴァイオリン教師によって教え方が異なり,ネット上の情報もバラバラです。(しかも,妙な信念をもっている人が少なくないので,情報がニュートラルでなく,偏っていたり思い込みに基づいていることも多い。)
その点で本書は,様々なスタイルについて概観し,メリットデメリットを考察していますので,まだスタイルが確立されていない初心者がニュートラルな情報を得るのに最適です。
分厚いけど、内容はわかりやすく・・・
★★★★☆
結構分厚い本です。
バイオリンの仕組みから奏法まで一通り記載されています。
バイオリンを練習するたびにでてくる疑問解決に十分役立ちます。