根本から見直すことができます
★★★★★
単なるテクニックについて書かれた本ではありません。根本から見直す本です。根本の問題がクリアされるとテクニックは後からついてきます。どれだけ楽して弾くかです。だからといって音楽への集中も無く単に脱力するのではないです。楽器をあごと方で締め付けていませんか?ポジション移動が難しいのも、音程が取れないのも楽器を顎と肩でがっちり固定してしまうからです。
「ヴァイオリン各駅停車」が巷では受けているようですが、伝統的な内容しか書いてありません。知識として習得する分にはとてもよい本ですが、うまくなりたいのなら本書と「「あがり」を克服する」カトー・ハヴァシュです。ヴァイオリンを引く上での根本問題に焦点を当てます。テクニックは根本問題を解消してからです。十分間にあいます。年取ってから始めた人にこそ本書と「「あがり」を克服する」は必要です。
内容は良いかもしれないが
★★★☆☆
今までのレビューの通り、内容は良い本だと思います。問題点を挙げると、"contraction"を「萎縮」と訳し、その言葉を使い続けていますが、萎縮では筋肉を使用しなかったために、なえて縮んでしまった状態をさすので、読み始めた時点で意味を理解できなくなって、つまづきます。訳者はアメリカ合衆国で生活していたこともある方のようですが、どんな英和辞典を使っておられたのか、不思議に思いました。また、裏表紙のユーディ・メニューインの推薦の言葉は、原書の推薦の言葉を読むと、「買ってみよう」とか「買ってよかった」と思いますが、日本語の訳では不完全です。訳がしょぼいので売り飛ばそうかと思いましたが、この程度の訳書を出す人でも大学の先生をやっていけるという点で、若者に希望を与える本だと思ったので、ずーっと持っていようと思います。
弦楽器全般に応用できる素晴らしいコツの数々!
★★★★★
ヴァイオリンだけでなく弦楽器全般に応用できる素晴らしいコツの数々に驚きました!自分の体の内側で起こっていることに目を向けさせてくれるので、ヴァイオリン演奏の技術をより深く理解できます。この本に書かれていることをちょっと意識するだけで、演奏が1ランクアップし、この本に書かれたことを忠実に実行すべく練習すれば2ランクレベルアップします。そして、ここに書かれたことを無意識にできるようになれば、3ランクレベルアップできるでしょう。この本には感謝感謝!です。ヴァイオリンやヴィオラだけでなく、チェロやコントラバスを弾く人にも読んで欲しい本です。強くお薦めします。
無駄の無い適切で多角的な説明
★★★★☆
ヴァイオリンを社会人になってから始めて手にした時、
なんともシンプルで明快な書籍名に、手を伸ばした書籍です♪
コツなんて、言ってしまえるものがあるの?って♪
その書籍の厚みも、これだけ?というほどのもの。
開き読むと、その内容は、その書籍名同様にシンプル。
物足りないという意味ではありません。
様々な角度からアプローチしつつも、無駄が無く、適切!明解!!なのです♪
シンプルなだけに、シンプルだからこそ、
初心者に留まらず、演奏の上達の段階それぞれに、響いてくるものがあるのだろうなぁ。と感じます♪
初めて開放弦を弾いたあの日に戻り,謙虚になれる♪迷いが無くなる書籍です♪
訳の上手い下手は気になるところですが、
ちょっとした視点を変えてみることはどれほど大事なのか、問題点が明確に見えてくることか・・・・。
ヴァイオリンを奏でるに限らず、ハーバート氏の言葉・考え方には、
耳を傾けたくなる要素がいっぱい♪
ちょっと行き詰ってる?伸び悩んでる?無駄なことをしているのかも?
・・・・そんな時、是非この本を手にしてほしいなぁ♪
説得力があります!
★★★★☆
ヴァイオリンに関する事が詳細に渡りイラスト付で載っています。私の場合は『もしかしたら無駄な練習法をとっているかも知れない』と時々感じたのをきっかけに、この本を一読する価値があると思いました。読めば上手くなるってワケじゃありませんが、知恵があるかないかで差はいずれ開きます。