表現の宝庫。
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この本は表現のための実践ロイヤル英文法の練習問題と解説の増補版という位置付けです。しかし、この本のみでも学習ができるようになっています。表現力を磨くには大変良い本です。
たとえば、丁寧な表現の方法を問題につかっていたりします。(4章の実践問題1-1)
"I'd be grateful if ...."
それの説明には、*「依頼」に仮定法を使うと、控えめな丁寧な形になる。...(I would (very) much appreciate it (be most grateful) if you would ...) など、丁寧な言いかたが他にもある。
というようなものがあります。これは一例ですが、ほかにもたくさんこのような説明がありますね。さらに、表現のための実践ロイヤル英文法と同様にコラムもついていて、ピーターセンの日本人の英語 (岩波新書)みたいに参考になる情報もあります。「練習問題を通じて、良く使われる表現も文法とともに身につけましょう。」という問題集のタイトルに恥じない意図が良くわかります。
経験に基く補足:表現のための実践ロイヤル英文法の各章末に付いている問題をこなした後で、この問題集を解くと重要だと思われる表現がもう一度問題として出てくることも結構ありますので、章ごとに最初に、文法書を読み、次に、この問題集と文法書の章末問題を同時並行にやって、最後にもう一度、この文法書を読むと表現の定着もしやすいです。また、文法や基本英単語をまったく忘れてしまったという方にはしんどいので一度もっと簡単なものを一通り学習してからこの問題集を解くと大変強力的で実践的です。
社会人にも最適、ビジネス英語の英文法見直しの副読本として
★★★★☆
高校受験の予備校の先生から推薦された「実践ロイヤル栄作文法」の副読本として購入しました。最近、伸び悩んでいるビジネス英語の英文法強化に最適ではと。
やはり、しっかりとしたヒヤリング力と表現力には、語彙力以外に文法の基礎も重要と実感しています。
英文の素地を身につけることが可能な本
★★★★☆
この演習書は画期的と言っていいかもしれない。解答別冊式で単独での学習もできる;英文法書の参照先を示している;文法全体をカバー;ニュアンスまで考慮して良い英文を示している、といったこれまでにない質の高さと利便性を兼ね備えた演習書といえる。さすがピーターセン参画の書である。『実践ロイヤル英文法』の問題解説は不十分なので実用的観点からはこちらがよい。
ただ、元が『ロイヤル英文法』という、どちらかと言えばこれまでの旧来式文法書の流れの関係上、様式上はそれに追従せざるを得ないことや、量が足りないので(3倍ぐらいが理想か)、あくまで骨子部分で終わっている点である。それに、初心者・初級者には辛い内容ではなかろうか。どちらかというと受験生よりは大学生、社会人の方に有益であろう。読んでもピンと来ない解説が多いと思う。その意味では練習量がそこそこある入門編的なものが用意される必要がある。買ってはみたものの辛いと感じる人はエイザーの初級あたりから始めてみるといいかもしれない。英文法そのものが辛い人はロイヤルシリーズよりさらに易しい『ルイちゃんの英文法 英語の言語感覚』をまず一通り読むことをお奨めする。これによって解説の理解がかなり進むであろう。ピーターセンの岩波新書シリーズに抵抗のない人はこの書で基礎をお浚いすることをお奨めしたい。
『実践ロイヤル英文法』より先にこちらをやってみて、弱点を確認してから立ち戻った方が克服すべき点も明確で動機付けも強く、有効なやり方ではないかと思う。
ここに記載されている英文を暗唱して活用できれば、一般人なら大抵は困らないと思うが、この書をやっただけでは英文は書けない。それを望む人は、問題和文から英文を作ってみる練習を勧める。短文なので可能だし、これができれば、正しい(しかも自然な)英文を書く下地はできたと考えてよい。
さらに進めてピーターセン自身で完結した英文作成指南書を出していただけないものかとずっと念じているのだが。。。
アウトプット用に
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すでに一通り英文法を学習した方向けの問題集です.
問題を解いて不完全な知識を親本で確認していくと効果的だと思います.
英語試験勉強中の方にオススメです.
これだけでも使える問題集
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受験のみならず、実践でもコミュニケーションを目指した問題集。
解説が充実し、コラムも読みごたえがある。文も精選されている。
本体と一緒に使うのももちろんよいし、これだけでも使用できる。英文を暗唱などするのにも使える。