現在一番普及しているのは日本聖書協会の<新共同訳>だと思いますが、私の知る限り、専門家の方たちは<口語訳>のほうが優れているという意見でほぼ一致しています。私自身は<新共同訳>を読みながら必要に応じて<口語訳>を参考にする、という読み方をしています。私としては、いろいろな批判はあるとしても、<新共同訳>にもさすがに新しく改定されただけの長所もあるように思われます。
既に<新共同訳>をお持ちの人でも<口語訳>を併用する価値は充分にあると思います(専門家の方たちの中には、<新共同訳>には問題がありすぎて<口語訳>を含む他訳との併用は<欠かせない>と言う人もいます)。また、「聖書」をはじめて購入されるという方にも、可能でしたら<口語訳>と??新共同訳>を併用されることをお勧めします。どうしてもどちらかひとつだけ、というのでしたら、先に記したように、専門家の方たちのご判断では<口語訳>です。