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今すぐ覚える音読スペイン語 (東進ブックス)

価格: ¥2,242
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: ナガセ
Amazon.co.jpで確認
おもしろいけど、ずさんな本です ★★★☆☆
1課ごとにスペインの日常生活や文化が紹介されていて、興味をもってCDを聞ける。無味乾燥なベレ出版の「しっかり」シリーズとは、大きな違いである。きれいな発音で読んでいるが、ところどころ読み間違いがある。

CDは2枚で、時間数にして半分以上は単語とその日本語訳である。これは繰り返して聞くにはまったく不向きなので、私はハードディスク式携帯プレーヤーに全体をコピーして、単語部分を全部削除して使っている。

最大の欠点は、間違いが多すぎることである。スペイン語の基礎を一通り終えていて、しかも、本に書いてあることでも辞書で確かめないと気が済まない人にしかすすめられない。平均して2ページに1つくらい、へんてこな訳やミスプリがある。単語のアクセント記号が抜けているのはしょっちゅうで、たとえば oleo (油) の o のアクセント記号が、62ページに3箇所、64ページに3箇所、それに索引も、全部抜けている。blusa が bulsa に(p.57)、Inglaterra が Inglattera に (p.58) なっている。helado の イタリア語 (gelato) を gerrato にしている (p.69)。Eligio' (3人称)を「私は選んだ」と訳している(p.87)。Recuerdo poco (ほとんど覚えていない) を、「少しだけ覚えている」と訳している (p.86)。 Podri'a preguntarle si sabe manejarlo bien? (あなたがそれをうまく使えるかどうか、お尋ねしていいでしょうか) を「あなたに質問してもいいでしょうか? あなたはそれをうまく使えますものね」と訳している (p.93)。podri'a (直接法可能形) を「不完了過去形」(線過去のこと) と説明している。編集者の良心を疑うが、私はそれなりに楽しんでCDを聞いている。

さらにステップアップを目指すスペイン語学習者にはうってつけ ★★★★☆
 自己紹介から始まってスペインの文化や政治経済といった時事問題まで、スペイン語で表現するために必要な単語を例文とともに紹介している本です。

 例文の一部を紹介するならば:
 「失業率が20%を超えていたのはそれほど昔のことではありません」
 「初めに商業を自由化し、国営企業の多くを民営化しなければなりませんでした」

 「現在、国家は立憲君主制によって統治されています」
 このように新聞やテレビニュースを理解する上で不可欠な単語が網羅されているので、この本を徹底して学習するとかなりスペイン語力がつくと思います。

 一方で、この本の文法説明はかなり簡略化されていることを指摘しておきたいと思います。別の学習書で接続法過去や過去未来形といった動詞の活用や、関係代名詞や再帰動詞などの文法項目について一通り修めていなければ、この本の例文を解釈するのはムリでしょう。ですから本書は初学者が最初に手にするべき本というよりは、ボキャブラリー・ビルディングを目指す中級者向けの教材と言えます。

 付属のCDは2枚組みで、吹き込み者は中南米出身者ではなくスペイン人です。掲載されている例文のすべてが吹き込んであるわけではありません。各課の冒頭に掲げられた例文を吹き込んでいるだけで、そうした例文にはめ込まれている重要単語を個々に取り出して別の例文を組み立てている頁が続いているのですが、こちらの例文はCDに入っていません。そういう意味では、本書に掲載されている例文のおよそ半分がCDで聞けると考えたほうが良いと思います。
 例文の内容が高度な上に吹き込みのスピードも決して余裕のある速さではありませんから、入門者には難しいでしょう。

待たれた初学者用スペイン語単語集! ★★★★☆
~ 系統だって学習できる時間がある人にとっては簡単な事でも、社会人にとっては困難なことがあります。大学や短大、専門学校、語学教室など、教師が付いて専門的に学んだ事が無いものにとっては尚更の事。受験英語のように、ただひたすら単語を覚えたところで、日々直ぐに忘れ去って仕舞います。この本は、学ぶ時間が少ない、特に働きながら勉強しているよう~~な独学の社会人が、語彙力をつけるのに役立つ良書です。
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 語彙に関して良くいわれているように認識できる語彙と使用できる語彙の違いというものが有りますが、小スペースとはいえ、語源による分析、他言語(英語、フランス語、イタリア語など)との比較もあり、本書に紹介された1000語という、単語集にしては少ない語彙数ですが、応用により認知語彙の増加も期待できるよう編集されています。
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 また、分野別の語彙であるため、レベル順、アルファべット順の無味乾燥で読むに耐えない単語集というより、初学者用の読み物のような体裁をとっています。このことは、一通り文法を終了し、辞書を多用しながらインターネットのサイトやニュース記事を辛うじて理解できる程度の学習者にとっては最良のものといえるでしょう。内容も週末を使えば全て読み切れ~~そうな程度であり、実際、私は初日で1/3~1/2程度を読んでしまいました。
 そのほか、テーマの変わり目毎に、段階的に文法レベルがアップし、その文法説明があるため、わざわざ文法書を見るまでもないような編集になっています。
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 惜しむらくは、発音がカタカナ記述ということでしょうか。特に中南米系か、スペイン系かで異なる発音上の差異が隠れてしまい、ちょうど米語と英語をごちゃ混ぜに話すようなことになってしまわないか、初学者ながら心配です。
 続編として、ロマンス語諸語、特に、フランス語、ポルトガル語、イタリア語の発刊が望まれます。~