本としてはいいと思う
★★★★★
自分はCDは使用していないが、CDの評判が悪いのは購入前から知っていた。
実際聞いてないのでCDの評価は控える。
本の内容については、同シリーズのフランス語バージョンの本よりは質が落ちると思う(文章の選定、単語の選定など)。
にもかかわらず、星☆5つにしたのは、同様のドイツ語学習の本がこれ以外にないからである。
見開きで、片方にドイツ語、もう片方に日本語。次ページに単語という構成は非常に使い易い。
細切れの時間に有用である。最低限の文法解説と単語の語源的な記述も理解・暗記に役立つ。
好みは分かれるかもしれないが、つるっとした紙もいい。
問題の多いドイツ語単語集
★☆☆☆☆
他の人のレビューを読んでいたので、CDには手を付けてもいません。そのため、純粋に本文についてレビューを書きます。
まず、いくつかの課を除いて、かなり日常的な話題から逸れています。そのため、当然語彙も日常のものとはいえないものが多いです。もちろん、宣伝文句の「よく使う日常単語」などはまったくでたらめです。むしろ、基本単語の確認と、ハイレベル単語の習得用単語集です。
つぎに、課の内容によっては、明らかに趣味が分かれる内容となっています。具体的には、車の種類、服の種類、郷土料理などです。そのような内容で単語が選ばれているので、日本語でも知らない言葉がリストアップされています。男性が、女性の服の種類の単語に詳しいとでも筆者は思っているのでしょうか。
さらに、リストアップされている単語がハイライトされていない事も、その逆もあります。undがandに書き間違われているのを見たときにはうんざりしました。
最後に、この本に限ったことではないですが、ドイツ語学習の和書には複数形の併記がないものが多く、本当にドイツ語の単語集といえるものではない様に思えます。
ああ、たしかに!
★★★☆☆
CDが、残念ですね。声が、暗い。
単語帳として使うより、読み物+テーマごとの語彙集くらいに考えればいいのかも。
選ばれているテーマはドイツっぽくて、作文の参考になると思います。
そんなに悪くないと思うのですが
★★★★★
個人的には他の方が言うほど悪くないと思っています。
わたしの場合、この書籍の発売当初、ちょうど中級程度になったころで、そのレベルに合う手ごろな本がなかったので、この本を毎日1課ごと声に出して読んで基礎力を高めました。
本自体のつくりは類書に比べてすっきりしてかなり見やすいですし、併記されている語源情報もじゅうぶん役に立ちます。紙質も好きです(笑)。
いまはどうか知りませんが、当時のドイツ語の単語関係書籍は、単文が羅列されている形式のものが多くて飽きやすかったのに対し、1〜2パラグラフほどで構成された平易でそれなりに興味を惹く内容の文章のたくさん載っている本書は、役に立ちました。
付属CDについては、覇気がないなどの意見もあるようですが、ドイツ語単語書籍のCDってこれに限らずたいがい覇気がなかったりするので(笑)、あんまり気になりませんでした。こんなものだと思うのですが。
CDを全面改訂すれば、この本は5つ☆になれる。
★★★☆☆
本書は、多くのレビュアーの評価が著しく低い。この本を初級〜中級者が語彙増強用として使う前提であれば当然の低評価で、その理由は他のレビューに詳しい。 私もドイツ語を始めて1,2年目の独検3級取得当時、何回かこのCDにトライしたがさっぱり記事読み上げ部分が理解できず、また日独双方の朗読者にも魅力が感じられず、「使えない本」として書棚の片隅に放り込んだ。
最近、TLS出版の「実用ドイツ語単語集CD付き」を購入したので、比較のため本書を棚から引っ張り出して一通り聞いてみたら、ドイツ語学習歴7年半(独検2級とZD取得から約2年後)の今、やっと自分がこの本に追い付いてきたことが判明した。
それにしても、まだ私にとって使えるのは単語読み上げ部分だけで、本文のナチュラルスピードにはついていけない。 それには2つ理由がある。1つは他のレビュアーの皆様ご指摘の通り、ナレーターが素人で言語明瞭とは言えず、かつ方言のきつい人がいるから。 2点目は、そもそも本書の記事と単語のレベルがかなり高いからである。
たとえば一番最後の精神科の話題など、精神科以外の医学部の教官(勿論ドイツ語ができる人)が読んだり、聞いたりしても、理解できないのではないだろうか。
私のレビュー要約/出版社への提案を順不同で書く。
1)構想はいいが、CDの出来が粗すぎて製品の段階になっていない。同社の「今すぐ話せるドイツ語単語集」が、このジャンルではお薦め。TLSも、CDに本書とは別の欠点がある。
2)記事も語彙もかなり高級で、初級者には手に負えない。 中上級向けを打ち出し、CDを大改訂するのが最も現実的と思われる。
3)ネイティブと日本人ナレーターの周波数(声の高さ)が女性同士なのに差があり、かつ日本語の音量が不当に大きく、キンキン響いて耳障り。これは単語部分だけ携帯プレーヤに移し替えるにしても、使う気を殺がれる。音声編集の落ち度である。
4)既に購入してしまった人へ活用提案:ネイティブのナレーターが素人で、本文記事のボソボソした読み上げに魅力が乏しいのは確かだが、一方、現実の世界では普通とも言える。従って、中・上級者のリスニング演習には使いようがある。 日本語ナレーションだけ、PCの音声編集ソフトで音量を下げると、より気分よく使える。かなり面倒ではあるが・・・。
5)単語ごとの短い例文に読み上げがないのは、この本のレイアウトから言えばやむを得ない。 しかし、「本文」を割愛して純粋な単語集に徹すれば、短文も読み上げに追加できるだろう。そのほうが、使いでがあると思う。