実際のケースとその背景・求められる対応のほか、保護者・子供・地域・社会などとのかかわりや、「批判」にさらされる教師を取り巻く状況を社会心理学の視点などからも考察している。
今の学校を取り巻く問題を考えさせられる良書。実際の状況を知ることをせずに、単なる教師批判・教師擁護に終わることはことの本質を見極める目をかえって曇らせてしまうことにもなりかねない。教育関係者以外にもぜひぜひ読んでもらいたい。