映画化第一作の原作です。原作で言えば｢ロシアより愛を込めて｣の次の作品です。前作でローザ･クレブの靴に仕込まれた毒付ナイフで倒れたボンドの復帰から本作は始まります。Ｍはボンドの気分転換もかねて愛人と駆け落ちしたかもしれないカリブ支局長の失踪事件にボンドを派遣します。ところがそれはドクター･ノオのとんでもない陰謀の序章だった。というお話です。
ハイライトがボンドと巨大なお化けイカとの死闘だったり、クライマックスが鳥の糞の下敷きでドクター･ノオが死んじゃうとこだったりして、このまま映画化していたら、とんでもないものになっていたに違いありません。
でも、これがフレミングのボンドシリーズです。