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Inventing Money: The Story of Long-Term Capital Management and the Legends Behind It

価格: ¥2,833
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Wiley
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No1 金融書! ★★★★★
私はバンクトレーダーですが、かなりためになりました。金融工学の背景からLTCMの歴史、ここ数年で出会った金融書No 1!何度か読み直したい本です。是非お勧め。
最高のデリバティブ史!! ★★★★★
物事の本質を理解するには、多くの場合「その失敗から学べ」と言われるが、デリバティブを理解するにはLTCMの失敗から多くを学べるのではないだろうか。とくにLTCMは、メンバーのマートンやショールズがオプションの理論構築に寄与し、それを実践したために、その破綻は格好の材料のように思う。

著者はLTCMが駆使した債権アービトラージ、レポを使ったスワップ、オプション、VARによるリスク管理の具体的な説明をするだけでなく、もっと大きな金融史という文脈や、取引所の歴史、金融工学の基礎となる物理・統計学の歴史的背景なども描いているので、デリバティブ発展の歴史を大きな視点で見ることもできます。

同じようにLTCMを題材にした「天才たちの誤算-ドキュメント LTCM破綻」と比較すると、「天才たちの誤算」はLTCM内部やそれに関わる金融機関やFRBの人間模様を描いたルポタージュであるのに対して、こちらはLTCMを通して描く金融史というか、デリバティブの歴史ドラマといった感じがします。やはり、抽象的なデリバティブを具体的なストーリーを通して学ぶと、よりよく理解できます。

文系の人間としては、こういった工学・サイエンスの歴史書は本当にありがたいです。この本を読んでいたら、分野は違うのですが、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」を思い出しました。

金融工学を楽しく学ぼう! ★★★★★
この人は経済学をよく知るジャーナリストなので、
非常に数理ファイナンスに関する記述が正しくてよいです。
ただ、正しすぎて、難しい箇所も多々あるのですが。

この本はほんとにLTCMの業務内容についてはよーく分かる。
ただ、LTCMは一般の人には「破綻」で知られており、
LTCMの内部を詳しく説明した本書はその肝心の破綻の経緯が弱い。
副題の「怪物ヘッジファンドの栄光と挫折」のうち、
栄光8割、挫折2割くらいの割合である。
もし、挫折を詳しく知りたい方は
「天才たちの誤算-ドキュメント LTCM破綻」
を読まれることを強くお勧めする。
こっちは、栄光2割、挫折8割と言う感じで、
2冊読めばちょうどいいと思われます。

金融工学の常識 ★★★★★
文系人間が金融工学を学ぶにはまさに常識。私は、ショールズもブラックもマートンも知らないけど、またロシア危機も注目しなかったけど、これを読むとまるで経験したかのように理解できる。
これを読んでレポートが"A"でした(笑)。
まさに伝説。 ★★★★★
今まで多くの金融書籍を読んできたが、本書は作品としての完成度が高いと感じた。前半の多くを金融工学の歴史に費やしているのも、教養として十分読みごたえがあるし、天才達がそれぞれの道を歩みながらやがて集結し、ドリームチームを結成するまでのストーリー感がたまらない。難点を言えば、LTCMが手がけた複雑怪奇な裁定取引を図や数式を一切使わずに解説しているために、その仕組みがいまひとつ分かりにくいということである。業界人でも完全な理解は難しいであろう。ただ、秘密主義であるヘッジファンドの中身にここまで喰らいついた書は少ないだけに、一読の価値はある。