スーパーのレジに並ぶと、なぜか自分の列だけ進まない。医学辞典を読んでしまったが最後、自分が病気に思えてしかたがなくなってしまう。そんな日常生活のちょっとしたことが、ハッケの手にかかると爆笑エピソードに早変わり。
中でも冷蔵庫との対話シリーズはいい味出してます。古い型で、廃棄に怯えるちょっとトボけた冷蔵庫と、ビール片手に人生のあれこれを語り合う「おじさんのボヤキ」。パソコンだケータイだとせわしないこの世の中、古くたっていいじゃないか。
読んだあと、自分の家の冷蔵庫がブーンとうなっているのが聞こえると、「冷蔵庫もがんばってるなあ。よし、こっちもがんばるかあ」という気持ちになります。