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Medusa

価格: ¥996
カテゴリ: CD
ブランド: Arista
Amazon.co.jpで確認
輸入盤:アニー:レノックス
全曲カバーです ★★★★☆
1995年発表。アニー・レノックスのソロ2作目の全曲カバーアルバム。バンドのボーカルはソロになるとなぜかカバーアルバムを出したがり、たいていこけるのだが、本アルバムはユーリズミックスっぽいアレンジを踏襲し、アニー・レノックスのボーカリストとしての実力を見せつける圧巻の仕上がり。ちなみに、収録曲のオリジナルは以下のとおり。

No More "I Love You's" (The Lover Speaks: The Lover Speaks)
Take Me to the River (Al Green: Al Green Explores Your Mind)
A Whiter Shade of Pale (Procol Harum: Procol Harum)
Don't Let It Bring You Down (Neil Young: After the Gold Rush)
Train in Vain (The Clash: London Calling)
I Can't Get Next to You (The Temptations: Cloud Nine/Puzzle People)
Downtown Lights (The Blue Nile: Hats)
Thin Line Between Love and Hate (The Persuader: Learning to Crawl)
Waiting in Vain (Bob Marley: Exodus)
Something So Right (Paul Simon: There Goes Rhymin' Simon)
Heaven (The Psychedelic Furs: Mirror Moves)
映画『アメリカン・ビューティー』でも使われたニール・ヤングのカバーが秀逸。彼女が歌うことによって極上のゴスペル・ポップに昇華されている。 ★★★★★
自分はけしてユーリズミックスの熱心なファンという訳ではないのだが、アニー・レノックスの1stソロアルバム『ディーバ』は愛聴していた。この人本来のゴスペル志向が前に出た、スピリチュアルな深みのある極上のブルー・アイド・ソウルの名盤に仕上がっていたと思う。

で、この2ndソロアルバムなのだが正直ファーストに比べると地味かも。全曲カバーということもあり、曲によってベクトルがまちまちのような気が。1st収録の「ホワイ」や「リトルバード」に涙した者にとっては、やはりソングライターとしての彼女に焦点を絞った作品が聴きたかった。

しかし、このアルバムの中で一曲だけすごく好きな曲がある。それはニール・ヤングのカバーである「ドント・レット・イット・ブリング・ユー・ダウン」。全てを失ってドン底にいる人に「人生はまだ終わりじゃない。また新しい巡り合わせによって、あなたは立ち直ってくる。」と、励ますというよりは気付きを促すような楽曲なのだが、原曲にはなかったゴスペルっぽいフィーリングを加味することによって真にパワフルな、心の底から生きる力がふつふつと沸き上がってくるようなトラックに仕上がっている。こんな力強い楽曲がシングルにならなくて残念だな、と思ってたらケヴィン・スペイシー主演のアカデミー受賞作『アメリカン・ビューティー』のクライマックスで、とてもとても印象的な使われ方をしていたので、ちょっと安心した。「分かってる人は分かってる」というか、「伝わるべき所には伝わってるんだな」というか。

蛇足かも知れないが、アルバム最後の「サムシング・ソー・ライト」はシングルカットの際にオリジナイターであるポール・サイモンをゲストに招いて、デュエット形式で再録音したバージョンがリリースされている。私は正直P・サイモンのオリジナルの方が味があると思ったのだが、彼女のファンならば聴き比べてみると面白いかも。
おすすめ ★★★★★
~DIVA』から3年ぶりのアルバムはなんとカバー曲集。一瞬なんでまた?っておもったけど。聞いて納得。素晴らしい!本当にいろんな曲がまるで パズルみたいに組合わさってる。だから選曲もばらばら。というのも彼女の思いでのなかから無意識のうちに選び出されたという。不思議な選曲、それが 1枚のアルバムにおさまるとなんともいえないハーモニーがうまれる、~~。まるでそれらの曲それぞれが アニーに歌われるのを待っていたみたいに。だからカバーであってカバーでない。これは 間違いなくアニーのアルバムだ!このころって 結構いろんな人がカバーアルバムだしてたようなきがするな? ジョージ.マイケルとか ブルーの2枚組アルバムはこのとき唯一行われた アメリカセントラルパークでの野外ライブの模様がおさめ~~られている。しかしなぜアメリカなのか?イギリスでやるのが普通なんじゃないの? おすすめは1曲目 ?? No more "i love you's"  3 曲目 ? A whiter shade of pale (青い影)9 曲目? Waiting in vain 10曲目??? Something so right と珍しくシングルになったもの全部なんだけど
ならなかった6 曲目? ? I can't get next to~~ youなんてビデオをちょっとこってつくったらムチャクチャヒットしたとおもうんだけど、かっこいいな~しかしこのうた、けっこう1番おきに入りかも!~
White Soul Music. ★★★★★
ユーリズミックスのヴォーカル、アニー・レノックスの95年のソロ2作目。
グループの時の音はテクノの香りを残したエレクトリック・ポップ・ロックだったが、ソロ作品ではかなり自身の好みを反映したと思われる英国白人ソウル風の音だ。アリソン・モイエにかなり近い感じの音。

ユーリズミックス時代のアリサ・フランクリンとのデュエット曲などが好きな人は気に入るはず。

2作目の特徴はアニーの個人的な思い入れのある選曲によるカヴァー
曲集である点で、その選曲の妙が面白い。

アル・グリーン、ボブ・マーレイ、プロコル・ハルムの「青い影」、モータウン・サウンドなどなど。Black寄りでソウルフルだが、よくある成り切り型の一辺倒なものでなく、「美しい」音楽が選ばれ、仕上げられている。

バックの音は打ち込みやシンセも多用のユーリズミックスに共通した線の音で、彼女のソウルフルな歌声が引き立ってる。

Marleyの「Waiting in vain」と「青い影」が個人的には鳥肌もの。