へたな人生論よりこの本!
★★★★★
本書はあの「はじめてのおつかい」等数々の娯楽ドキュメンタリー番組を手がけられてきた名物演出家の手記である。
しかし、だからといって単なる業界の知られざる裏側を著者自身の自分史とともに振り返った「あの頃はよかった式の回顧録」なんかではない。
タイトルに騙されて(?)はいけない!
勿論、番組制作における意外なエピソードは豊富に語られていて飽きさせないが、それ以上にこの本には、どうすれば己の人生を面白くできるのかというヒントがふんだんにちりばめられている。
何かやりたいことがあるのに、なぜかその方法が見つからないで停滞中という人は、1日でも早くこの本を読むことをおすすめする。