やはり電王はどこまでも電王ですね。良作です。
★★★★★
佐藤健君が居ないというのは確かに大きいかもしれませんが、TVシリーズおよび劇場版3作を通じて、あらゆる抜け道
がストーリーで紡がれてきたので「これもアリ」なんだと思う様な方法で今回の劇場版が制作出来た訳です。
意外と溝口君の良太郎もサマになってます。
(まあ、「俺、誕生!」で小太郎を経てるので違和感があまり無かったというのと、健君が演じた良太郎のイメージを
損なわない演技を意識していたからだと思います。)
あとはデネブがとてもクローズアップされていて、あのイマジンズのやりとりが好きだというファンには非常に楽しい
作品なんじゃないかと思います。
これは、本作のテーマ「約束」にも深く絡んできていて、TVシリーズから通しで見ている人はかなりホロリと来るの
ではないかと。
(「約束」に関して後一つ言える事は、ちゃんと最後まで観る事ですかね。)
あとは、何気にディケイドも馴染んじゃっている所に「電王」の懐の広さが見られます。
(ディケイドの中でも「電王編」はパラレルワールドではなく、この映画に繋がるストーリーという破格の扱いがされ
ていて、ファンとしては嬉しい限りです。)
1つの仮面ライダーシリーズでこんなに劇場版が作られる「電王」は幸せであると同時に、「仮面ライダー」の枠を飛び
出た記念碑的作品として記憶に残るのではないかと。