世界の宗教7割+日本宗教史3割、という内容
★★★★☆
「宗教学入門」と題される本は、「世界の宗教」と「宗教学の概念」を抱き合わせで解説するものが多いが、本書は後者を殆どバッサリ切り、「世界の宗教」と「日本宗教史」に対象を絞っている。即ち世界三大宗教の概説を中心に、古代エジプトの宗教やユダヤ教、ゾロアスター教などのいわゆる「古代宗教」、南アジアや中国の宗教、新宗教、現代社会の宗教(例えばインターネット占いなど)にまで言及する。また日本宗教史は60頁弱を占め、かなり力を入れている。いずれにせよかなり盛りだくさんである。
ここまで盛り沢山だと、どうしても個々の説明は簡単になりがちである。そのため特に日本宗教以外の解説はごくごく基本的なことしか書いていないし、古代宗教の解説は殆ど解説になっていない。本シリーズの性格上やむを得ないことだろうが、そうであれば一層、巻末の参考書案内を2頁で済ませるのはいかがなものか。挙げられる参考書は極めて限定的で、古代宗教の参考書や新宗教の参考書は考慮外である。事典類はそこそこ上がっているが、とりあえず事典を見ろという態度は好ましくない。
しかし、そういった面倒なことはさておいて、「世界にはどんな宗教があるの?」「日本の宗教って全然知らないなあ」という人にはうってつけの本である。
広く浅くな入門書
★★★★☆
本を開くと、左側に説明文があり、右側にはイラスト等の図がある。
基本的に、各項目は見開きで完結しており、次のページには続かない。
他の方々がレビューされている通りで、まさに「広く浅く」な本だ。
この本をパラパラめくるうちに、気になる項目が出てくるはずだ。
その時は、改めて深く掘り下げて書いてある本を読むことをお勧めする。
とりあえずの取っ掛かりとして、この本は役に立つと思う。
この本のイラストは、著者の井上氏曰く、正確なものにするように心がけたとか。
可もなく不可もなく
★★★☆☆
宗教全体を(使い方間違っていますが)総ナメ
している感じです。
しかし、それが仇となり全然詳しくない。
このような宗教もこの世の中に存在するのか。
と認識することはあれど、この宗教の存在(また
は考え)はこんなに深いものだったのか。
と宗教の知識を深めることは出来ません。
宗教全体のことについて知りたい方にとってはお
すすめします。
この本を手に取り、(ひとつの宗教を指して)こ
の宗教をもっと詳しく知りたい。
と思ったときに、詳しく説明している本に手を出
せばいいと思います。
可もなく不可もない内容です。
まあまあ
★★★★★
既存の宗教について、一般常識を深めようというのに最適。
可もなく不可もない内容です。
とっつきやすさでいえば定評のある「図解雑学」シリーズですが、
それ以上を求める人には物足りないかもしれません。
可もなく不可もなく。
★★★☆☆
既存の宗教について、一般常識を深めようというのに最適。
可もなく不可もない内容です。
とっつきやすさでいえば定評のある「図解雑学」シリーズですが、
それ以上を求める人には物足りないかもしれません。