流体力学のバイブル
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LambのHydrodynamicsといえば、流体力学にかかわる研究者、学徒にとって、いわばバイブル的存在ではなかろうか。おそらく、現在流体物理学、流体工学の分野において第1線で活躍されている研究者の方々で、この書を知らない人はおそらく誰一人としていないであろう。それは、この書の第6版が1932年に出版されて以降、今なおこうして出版されているという事実からも明らかであろう。すなわち時代に風化されることなく、大きな影響力を保ち続けているこの書は、流体力学にかかわる、もしくはかかわろうとする者ならば、一度は通読すべきであろうと思われる。