日本の高校で有機化学を習った自分はあまりにも暗記重視による教育の仕方に嫌気を覚えた記憶がある。このような本が日本語訳で高校生の教科書として使われる日本の教育を期待したい。日本の教科書は薄く説明不足であり理解に苦しむ部分が多々ある。説明不足で事実を記憶したところで自分の身になるはずがない！　諸外国の高校生が使っている教科書の厚さと比べてみてほしい。ぜひ、日本の高校（中学）教師が自由に教科書を選べるようなシステムを構築して欲しいと自分は思う。ちなみに、これを英語でそのまま教えられるような教師が日本に出てきて欲しいものだ。

　どんな分野でもそうやけど、本を読んだだけでは真の理解は得られへん。
実際に問題を解いてみてやっと理解の第一歩に踏み出せる。
　少しでも有機化学の理解を深めたい人にぜひこの解答集を購入することをお薦めします。
　もちろん「モリソン＆ボイド 有機化学」の本を持っている人対象やけど。