典型的なシャーディ・サウンド、夜の浜辺のイメージ。引き込まれます。
★★★★★
個人的には、典型的なシャーディ・サウンドだと思います。ずばり、夜の浜辺のイメージ。彼女らの心地よいサウンド世界を言葉で正確に表現したり、既成ジャンンルに分類しようとするのは、不可能だし、無意味なことです。それくらい彼らのパフォーマンスはユニークで高品質なものであるということです。シャーディの決して張り上げることのない、少し冷めた、呟き囁く、とろけるような官能ヴォイス、シンプルだけど全く隙のない、バックのムーディかつタイトな演奏は、極上!ゆっくり、くつろげます。この盤は有名曲が多数収録されているので、初めての方にもおすすめです。3曲目WAR OF HEARTSには、躍動するアフリカの宵闇を感じました。
SADEの2作目は極めて洗練された、限りなくジャジーな味わい
★★★★★
SADEの音楽はアレンジと演奏が極めてタイトで洗練されている為、単にジャズとソウルの間、と単純に表現できない独自の音世界。また彼女の私小説的な詩と比類なき美貌と憂いを帯びた低いヴォーカルが三位一体となって聞き手を魅了する。
1作目ですでに完成された音を作っていた彼らだったけど、この2作目はさらに洗練度を極めたアレンジと深みを増したヴォーカルで、25年経った今も、まったく色が褪せていない完成度の高いアルバムだ。
この作品はSADEのこれまでのアルバムの中で最もジャジーで、夜〜深夜をイメージさせる曲が多い。前回よりもSADEのヴォーカルはさらに味わい深くスムーズになっている。時に囁くような、枯れた低いヴォーカルは耳に入った瞬間から人をとりこにする魅力に満ちていて、さりげなく歌っているようで歌詞の世界を完全に表現している。
個人的にはジャジーなIs it a crime, War of the Hearts, You're Not the Manや極めてタイトなアレンジのSweetest Taboo, Mr. Wrongなどが気に入っている。
夜、1人でゆっくりと時間を過ごすのに最高の音楽かもしれない。もちろん2人でも楽しめる。
その声にいつまでも浸っていたい。
★★★★☆
前作「Diamond Life」の路線ををさらに推し進めた佳作。
SADEファンにも人気がある「Is It a Crime」や「Jezebel」が入ってる。ラジオでは「Sweetest Taboo」を聴いたことがある方も多いだろう。ビデオでは「Never as Good as the First Time」での、馬を駆るSade Aduが美しかった。
個人的に一番すきなのは「War of the Hearts」。スムースここにきわまれりといった感じで、浜辺でカワイコちゃんと寝そべりながら聴くに最高の、リゾートミュージックの典型のような作品。
Sade Aduは当時からいわゆる「ヘタウマ系」に分類されるような「味わいとムードで勝負!」な歌手、といわれることが多かったけれど、「Is It a Crime」なんかを聞くと、本当にテクニカルな部分でも感心するに足る技量の持ち主だ。とにかく旨い。
そもそもこのバンドは作品数が少ないのが困る。この倍を出しても余裕で捌けると思うのだけれど、そうしないのがファン泣かせというか、作品至上主義というか。一時ブレークしても、私生活の不始末や己惚れで破滅するケースが多いブラック系の女性歌手の中、まったくぶれず、崩れずで活動し続けるその存在感が神がかっているのは間違いないけれど。
美しい人と謙虚で旨いバンドの稀有なアルバム。
使用上
★★★★★
■効能・効果
片思いの異性を自分のものに
他人の恋人を自分のものに
許されない恋、刹那的な恋に
■用法・用量
大人(18才以上)1回1~2周の再生を
長めの沈黙の後にする
原則的に車内での服用のみ有効で
自然の溢れる環境より
都心部の夜間、特に雨天時が良い
■注意
次の場合は服用しないこと
(1)車内が明るく楽しい雰囲気の時
(2)すでに順調に交際している相手の場合
(3)食後の満腹時