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プリンセスハーツ~両手の花には棘がある、の巻~ 特装版 (ルルル文庫)

価格: ¥812
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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推理小説な少女小説 ★★★★★
プリンセスハーツの第2巻です。

前回、ジル公認の愛妾最有力候補だったオルブリーヌが
突然お城に花嫁行列を組んでやってきます。
そんな事態にお城の人々は大騒ぎ!
そんな中、アンゲリオン星教会はやはり騒動を起こしてくれたり、
オルブリーヌが本性(?)を発揮してみたり。
相変わらず、ルシードやジルの周りは大騒ぎです。

今回は、少女小説としての楽しさもさることながら推理小説としても楽しめます。
今回の犯人を推理しながら読むのも面白いです。
もちろん、少女小説としての楽しみも抜群です。
ジルがオルブリーヌに嫉妬して冷静さをなくしてしまったり、
ルシードがジルに恋したというリドリスにイライラしてしまったり。
そんな自分が理解できなくて、ますますグルグルしてしまっている2人は必見です。

ジルやマシアスの過去も少し明るみに出てきます。
やはり、あの3人は思い過去を背負っているんだなと思いました。

ラストが次巻に続くなので、早く続きが出てほしいです。
春前には出るそうなので楽しみです。(あとがき参照)

そして、今回のオマケCDはマシアス主役の短編です。
前回に引き続き、
 ルシード役…保志総一郎さん
 マシアス役…石田彰さん
 ジル役…能登麻美子さん
と豪華な声優陣です。
ルシードとマシアスの日常が垣間見れて面白かったです。
こちらのオマケCDも必聴です。
まあまあ ★★★★☆
物語の内容は、まあまあ。
大きな展開はありませんが、マシアスの過去が少しだけ出てきます。
ジルとルシードも本人無自覚のままで気持ちが近づいている様子。
最後が、次巻へ続く…という終わり方なのが気になります。

ドラマCDも面白いとは言えない内容ですが、石田さんがメインなので、
石田彰ファンにはオススメします。保志さんとのからみもいい具合です。
個人的には、最後のキャスト達の素の会話の方が楽しみです★